ルーンの子どもたちの面白さはきっちりとした成長物語であり、
登場人物たちの背景描写を書くことでのキャラの厚みだと思います。
どんな掛け合いやはらはらする展開もキャラクターを人として認識させる背景が見えなくては薄っぺらくなります。
過去、罪、赦し、約束、そして未来
超越的に見えるアナローズの過去、
逃走劇の果てに気づいた自らの上に積まれた歴史と周囲にあった愛により
公爵になる覚悟を決めたジョシュア
同じ存在としてどうあっても相容れない人形と父たる人形師
力の源たる血塗られた槍
もう一人の主人公、囚われのランジエを救うために暗躍する二人の男の思惑
新たな出会いと別れが交錯するデモニック最終巻
少しご都合ぎみなところもありましたが面白かったです。
アナローズとイカボーンのようにすれ違って欲しくない二人についてはあまり語られていません。
三部では幸せになっていて欲しいです。