静かな青春映画で感じるような穏やかな密室感+BL的展開。まず漫画でこのテの切り方は好き嫌い出そうです。どの話も、あっさりした終わり方をするんですが、この、淡いのと、10代後半多めなのが気に入りました。
『パートナーシップ』という作品が個人的には見っけモノで好きになりました。時期外れの転校生とクラスで浮いてる秀才男子。出会いと変化。「出会って恋する」みたいなコトじゃなくて、多分「見ていたい」というような想いだからこんな空気感いいのかも。男の子2人を、交感してくサマを淡々と絵にしています。ラストの1頁に学生モノの可愛さ、爽やかさが詰まっています。
全5作収録。他には、、
バイトでモデルやってる有名人とふたりきりの食卓。
帰省した地元で再会した大切なトモダチの隠し事に心を砕く大学生。
バイオリニストの友人が気づいた遠くから見てるだけの恋。
BLを、読む!というよりは眺める感覚のこの1冊。ただ描き下ろし新作の暗さで後味が良くない本になってるのと、短編集で薄いのはやはりマイナスでしょう。でもこの作家さんの線は魅力十分です。