『本格木工』というタイトルにひかれ、トリマーの高度な使い方やおもしろいアイデアがあるかと期待して読みました。しかし、『本格木工』というのは、DIYビギナーでもトリマーやルーターを使うと、ほぞ組みをしたり家具を作るのも簡単になりますよというレベルの内容で、とくに目新しい情報はありませんでした。そういう視点からすると、タイトルにある『ルーター』は価格の面でビギナーには敷居が高いですし、また内容もルーターテーブルを使った作業が多く紹介されているところに矛盾を感じます。
全177ページのうち、丸のこ・ジグソーの使い方に8ページ、木材の種類に5ページ、塗装の仕方について6ページ、木工の基礎(設計の仕方、スコヤなどの使い方)に14ページと、トリマーやルーター以外の内容も多いです。
製作例はブックスタンド、ハイバックチェア、丸テーブル、ダイニングチェア、ライティングビューローで、これは家具製作の本を読む方がよいでしょう。