ル・コルビュジエ(1887~1965)という大建築家の生き方を通して,便利で使いやすい家や都市を造ることが,建築家の最も大事な仕事であることを伝える絵本である。・・ドアや窓やてんじょうの高さは,どんな寸法にしたらいいですか。ル・コルビュジエは答えます。人間のからだをはかることからはじめなさい。モデュロール。わたしがつくった新しい寸法の仕組みを,こうよぶことにしよう・・。例えばこんな具合だ。
コンクリートを住宅建築の材料として採用し,量産化に貢献したことや,太陽光を取り入れた斬新な住宅を提案した姿も描かれている。コルビュジエは,条件の制約があるなかでも,快適な住環境,都市環境を創出することを心がけた。巻末には,彼が残した抽象的な絵や彫刻の写真も掲載されている。ただ,エピソードを数多く盛り込んでいるため,一つの強い印象としては心に残りにくい。 (ブックレビュー社)
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