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ルワンダ大虐殺 〜世界で一番悲しい光景を見た青年の手記〜
 
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ルワンダ大虐殺 〜世界で一番悲しい光景を見た青年の手記〜 [単行本(ソフトカバー)]

レヴェリアン・ルラングァ , 山田 美明
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,365 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「一九九四年四月、ルワンダのとある丘で私は殺された。私を含
む家族全員が。しかし私は死ななかった。運命なのか奇跡なのか知る由もな
い。」(本文より)
 本書の著者、レヴェリアン・ルラングァは、ルワンダのツチ族出身の青年であ
る。ルワンダ大虐殺の発生当時は、まだ15歳の少年だった。
 ツチ族とフツ族という、2つの部族の根深い対立を抱えたルワンダ。だが、レ
ヴェリアンの生活は平穏そのものだった。しかしそんな生活も、ある日を境に
一変する。
 フツ族出身の大統領が、何者かによって暗殺されたのだ。ラジオでは、さかん
に同じメッセージが繰り返された。「暗殺はツチ族の仕業だ! ゴキブリどもを
叩き潰せ!」
 この事件をきっかけに、フツ族によるツチ族の虐殺が始まった。それまで仲良
く暮らしていた近隣の住人たちが、レヴェリアンの家族を襲い始める。この世の
ものとは思えぬ惨劇が、目の前で繰り広げられる。
 やがて、レヴェリアン自身も片腕を切断され、片目をえぐられ、死の間際まで
追いやられてしまう。果たして彼はいかにしてこの絶望的な状況を生き延びたの
か? そして彼が見た真実の「ルワンダ大虐殺」とは?

内容(「BOOK」データベースより)

ツチ族とフツ族という、2つの部族の根深い対立を抱えたルワンダ。表面的には平穏さを装っていたが、ある日を境に事態が急変する。フツ族出身の大統領が、何者かによって暗殺されたのだ。ラジオでは、さかんに同じメッセージが繰り返された。「暗殺はツチ族の仕業だ!ゴキブリどもを叩き潰せ!」この事件をきっかけに、フツ族によるツチ族の虐殺が始まった。それまで仲良く暮らしていた近隣の住人たちが、レヴェリアンの家族に襲いかかる。そして、この世のものとは思えぬ惨劇が、目の前で繰り広げられていくのであった。100日間で100万人が殺された二十世紀最後のジェノサイド。家族を殺され、片目と片腕を失い、それでもなお生き延びた著者が語る「ルワンダ大虐殺」の真実―。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 272ページ
  • 出版社: 晋遊舎 (2006/12/18)
  • ISBN-10: 4883806049
  • ISBN-13: 978-4883806041
  • 発売日: 2006/12/18
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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39 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 著者のレヴェリアン氏は、ルワンダの虐殺に巻き込まれ、若くして血縁者を虐殺され、自身も心身に多大な痛手を負う。
  この本の前半は、ルワンダで起きた紛争の、目を覆うばかりの惨状が詳しく描かれていて衝撃的だ。後半にいくと、スイスに亡命した著者が、自分自身の精神的外傷に向き合うという、やや内面的なテーマに重点が置かれている。
 前半もさることながら、この後半が大変読みごたえがあった。
  
 スイスで自分の養父となった男性に、崇拝に近いほどの敬意を示すレヴェリアンだが、養父の「キリスト教の教えに従って敵を許せ」という言葉に、彼は反発と反論を繰り返す。
 「百歩ゆずって、相手が謝るなら許す事も考えなくもない、だが謝りもしていない相手を許しようがない」
 「許すなどというのは、自分を納得させる為の心理的なテクニックに思えてしまう」
 というレヴェリアンの言葉には、だれもが共感してしまうのではないだろうか。

 ルワンダにおいてクリスチャンだったレヴェリアンは、紛争時真っ先に逃げ出した聖職者に幻滅し、キリスト教への信頼も失っており、聖書にかかれているイエスの言葉のひとつひとつに、反論を繰り返す。一方で、彼は何度もイエスの像のまえに足を運び、「彼は殺されたツチ族の姿にそっくりだ」との深い印象をいだく。

 レヴェリアン氏が負った痛手と、彼の人生に対する不信感は、本書を読んだだけでも強烈なものがあるとうかがえる。
 だが、レヴェリアン氏は、亡命後、テレビで、冷酷な連続殺人犯が、被害者遺族に「許す」と言われたときだけ、無表情な顔を崩して泣いた場面を見て、深い印象を受けたという。
 彼は許しという概念に不信を抱きながらも惹かれており、人生回復の1つの可能性としてさぐっている。
 しかし、この作業はおそらく一生かかるのではないだろうかと重苦しい気持ちになった。
 そして多くの被害者たちが同様の苦しみを背負って生きているのだろうと想像させられる本だった。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
ルワンダ大虐殺に関する映画「ホテルルワンダ」と「ルワンダの涙」とは全く違った世界が描かれている。映画に描かれていたのは、地獄からかろうじて逃げることができた、神に見捨てられなかった人々であった。

もちろん映画の中にも、殺された人々が映し出されているが、死体には名前はなく、殺した人と殺された人の関係も希薄であり、スポットライトはいつも生き延びた人にあてられていた。

本書「ルワンダ大虐殺」は、殺された犠牲者の話である。著者はまさに奇跡的に生き延びた犠牲者であり、虐殺の現場にいた43人の家族と、山鉈を振り回す隣人たちとその家族、すべてが名前を持っている。片腕を切り落とされ、片目をえぐられ、鼻を削がれ、「止めを刺して欲しい」という願いさえ叶えられずに、赤十字に助けられ、その後スイス人に養子として迎えられ、スイスの山村で暮らす。

大虐殺の後、生まれ故郷に戻ってみると、家族を殺した加害者は、まるで何事もなかったように暮らしている。裁判所に訴えて、犯人は刑務所に入れられたが数年後恩赦で釈放されてしまう。加害者は殺し屋を雇って、著者を殺そうとしているから、生まれ故郷に住むこともできない。

身体に刻み付けられた傷も、心の傷も、いつか癒えるのであろうか。
敬虔なキリスト教徒であるルワンダの人々にとって「神が信じられない」と言葉にすることほどの悲しみはないであろう。本の後半に描かれる、著者がなんとかしてまた神を見つけようとする真摯な思索の過程が、痛ましい。

最愛なる母親の最期の叫び
「神様、神様、私は何のために生まれてきたのですか?」
に対する答えがいつかみつかることを祈ってやまない。

なお、日本語訳では、この部分が
「父さん、父さん、私は何のために生まれてきたの?」
となっている。
このレビューは参考になりましたか?
48 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By thought_police トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
近所のフツ族達に腕を切り落とされ、鼻を削がれ、鋲の付いた棍棒で殴りつけられ、
刃物で左目をえぐり出され、うなじを切りつけられ、槍で腿を串刺しにされて、
あまりの苦痛にとどめを刺してくれと懇願した著者。

苦痛でのた打ち回る姿を見て楽しむフツ族達。

フツ族達は一撃で殺したりはしない。
まず足の腱を切って逃げられないようにしてから体を切り刻む。
女達は強姦された後に、性器にガラス瓶を突っ込まれて割られ、
性器から腹にかけて生きたまま切り裂かれる。

著者の目の前でこのような地獄絵図が繰り広げられ、両親や兄弟姉妹達が惨殺された。
ただツチ族だとの理由で。

イエス以上の受難を経験した著者に対し、白人のキリスト教徒達は言う。
「汝の敵を許しなさい」と。

「神よ、まだあなたは存在しているのかもしれませんが、私はもうあなたを信じていません。
私の信仰は、母の瞳に瞬く光と共に揺らぎ、その瞳が永久に閉ざされた瞬間に失われました。
叔父の喉元から血がほとばしり出た瞬間、私の信仰も抜け出ていきました。
祖母が串刺しにされた瞬間、私の信仰も串刺しにされました。
子供達の頭蓋骨が砕かれた瞬間、私の信仰も砕かれました。
私が愛した人々の命が燃え尽きた瞬間、私の信仰は燃え尽きました。
あなたがかつて十字架上で投げかけた問いを、私もあなたに投げかけました。
『わが神よ、なぜ私をお見捨てになるのですか。』
あなたが答えなかったので、もうあなたは存在しないものと心に決めました。
あなたは、無垢な人々を救う手さえないのですか?
自分の子供の不幸も見えないほど目が悪いのですか?
彼らの叫び声も、助けを求める声も、悲嘆の声も聞こえないほど耳が遠いのですか?
しかしそんなことはどうでもいいのです。私の心の中では、あなたはもう死んでいるのですから。」

著者の魂から絞り出された神への祈りが痛々しい。
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