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ルポ 資源大陸アフリカ 暴力が結ぶ貧困と繁栄 (朝日文庫)
 
 

ルポ 資源大陸アフリカ 暴力が結ぶ貧困と繁栄 (朝日文庫) [文庫]

白戸 圭一
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

"石油、レアメタルなど豊富な地下資源が眠るアフリカ大陸はいま、高度経済成長が続いている。しかしその裏では、個人の経済格差は広がり続け、暴力の嵐が吹き荒れている。なぜ紛争は終わらず、武装組織が作られ、人身売買や住民虐殺が行われるのか? その視点に基づき、現役新聞記者の著者は数々の取材を敢行する。人身売買業者や武装組織リーダーへインタビューを行ったり、反政府勢力と接触するため内紛の続くスーダンへ密入国したりなど命の危険も顧みず広大なアフリカ大陸を飛び回る――。アフリカ諸国と先進諸国とが暴力を媒介に結びついている構図をあざやかに解き明かす傑作ルポルタージュ。《解説・成毛眞》
   <主な目次>
序 章 資源大陸で吹き上がる暴力
第一章 格差が生み出す治安の崩壊――南アフリカ共和国、モザンビーク共和国
 成長する経済、爆発した格差/発芽した暴力/組織犯罪の影を追って/人身売買の中継基地
第二章 「油上の楼閣」から染み出す組織犯罪――ナイジェリア連邦共和国
 「犯罪輸出国家」の汚名/電気のない油田/石油は幸せをもたらしたのか
第三章 「火薬庫」となった資源国――コンゴ民主共和国
 頻発する虐殺/軍資金となった鉱物資源/汚職、格差、そして暴力
   第四章 グローバリズムが支える出口なき紛争――スーダン共和国
 「史上最悪の人道危機」の現場へ/密入国取材/中国のオイルマネーが支える人権弾圧
第五章 世界の「脅威」となった無政府国家――ソマリア民主共和国
 「対テロ戦争」の前線/「無政府」を生きる人々 /イスラム国家を巡る戦い
  終 章 命の価値を問う ~南アフリカの病院から~

内容(「BOOK」データベースより)

石油、レアメタルなど豊富な資源の眠るアフリカ大陸。急成長の裏で、経済格差は拡大し暴力の嵐が止まない。それは一体何故か?武装勢力や人身売買組織の首謀者インタビュー、内戦中のスーダン密入国など危険も顧みず敢行した取材による傑作ルポルタージュ。

登録情報

  • 文庫: 352ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2012/2/7)
  • ISBN-10: 4022617187
  • ISBN-13: 978-4022617187
  • 発売日: 2012/2/7
  • 商品の寸法: 15.3 x 10.8 x 1.9 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
映画「ブラックホークダウン」や「ブラッドダイヤモンド」、「ホテル・ルワンダ」などでアフリカの紛争地域における状況をなんとなく知ってはいたが、それにしても「本当なのか?」と思ってしまう。信号が機能しない国が存在しているという事実。先進国で安穏と生きている人間だが、それを反省させられるとか、もはやそういう次元でもないような。いやはや、著者の使命感(こわいモノ見たさ?)は新聞記者の枠を超えている。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
アフリカのイメージといえば大草原に砂漠、
多くの動物が生存し多種の民族が各々自活をし
貧富の差は多少はある・・
情けないがそんなイメージしかなかった・・

しかしながら読後は、頭を一発殴られたぐらいの衝撃だ!
この大陸の一部の国のことではあるが
治安悪化の現実にどうにかできないものなのかと
心から想いが込み上げてくる。
それ以上の言葉はないです。
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By Tak
ともすれば大手新聞社の記者のルポだと、周囲に配慮された間接的な表現であったり、
中途半端なリポートになったりするが、この本の筆者は、毎日新聞の記者でありながら
ありのままのアフリカを理解するためにかなり危険な場所にまで赴いている。
勿論、アフリカのルポタージュとなれば、他にも強烈な内容や過激なまでの表現
で目を引く物もあるが、全体を通してアフリカの現状、歴史を公平且つ冷静に
読者にわかり易く表現した物は、そんなにあるわけではない。
その意味で非常に貴重であると同時に、安定した身分でありながら、本来もっている
好奇心と行動力で、日本にいると中々知ることができないアフリカの今を
伝えてくれた著者に脱帽である。

日本の記者の中にも自らの足で記事を書く優秀な記者はたくさんいるとのことと、
記者クラブにおける日本の閉鎖性について、巻末に僅かに言及しているところにも、
筆者のジャーナリストとしての気持ちの強さを感じた。

色々と問題が多い日本のメディア・報道姿勢だが、少しでも著者のような記者が
変えていってくれる事を期待したいと思う。

アフリカと暴力の関連性の一端を見る意味で非常に勉強になる一冊でした。
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