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48 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ワーキングプア問題などに興味のある方にもぜひ!,
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レビュー対象商品: ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書) (新書)
大阪の釜ヶ崎(あいりん地区)を中心に書かれた野宿者=ホームレス問題のルポ。ただ、ルポといっても短期間に覗き込んだルポではなく、十分な期間とさまざまな著者の活動を通し、 また豊富な資料を通して、科学的にもまとめられている力作。 「ワーキングプア」「ネットカフェ難民」など最近注目されているが、それらを狙った流行、売れ筋をねらった新書ではなく、 長年筆者が追い求めてきた問題が丁寧に述べられている。 題材はどうしても行政や公的機関への感情的な糾弾になりがちではあるが、この本ではその傾向はかなり抑えられている。 また、現在のホームレス問題だけではなく、高度経済成長期以降の産業構造と社会の変化から、 寄せ場と日雇い労働者、ホームレスの高齢化と若年化、生活保護、不安定就労・非正規雇用についても述べられており、 さらに、行路死、世界最悪の結核感染地、○○難民、ホームレス襲撃、闇のホームレスビジネスといったところまで掘り下げている。 生活保護を初めとする社会福祉・医療行政や、 内外のホームレス問題の現状と解決案にも言及しており、非常に興味深く読めた。 学術書にありがちな凝ったかた苦しい文章ではなく、読みやすいのもよかった。
30 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一気に読みました。それくらい面白い。,
By ティアル (新しい世界) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書) (新書)
野宿者問題に長年関わったというか、自分も野宿者と同じ生活を体験してきた方が、興味深い問題点をいくつも提示しています。 社会構造が「極限の貧困」の結果としての野宿を生み出している。 この主張はなかなかに的を射ています。 いや、納得できる材料をたくさん挙げているので、的を射ていると思うのです。 ここまで、生々しく野宿者について語っている文章は初めてなのです。 野宿者襲撃事件の項、こんなことをする大馬鹿野郎が居るのかと 非常に腹立たしかったです。 日雇い労働者をトラックに乗せすぎて、指導を受けたある企業に対する皮肉などは、 読んでいてついにんまりしてしまいます。 かなりの書き手だなあと思いました。 ただ、読んでいると、もどかしくなることがあるのです。 これだけ辛い日常を送っている人々が居るのに、 何も出来ない、いや、しようとしていない自分が居る。 本当にもどかしい。今、自分が払っている税金が有効利用されて、 そのようなシステム作りに役だったらと思うけれども、 国にはあまり期待できない。より、もどかしくなります。 実体験に基づいた、よいルポであるとともに、 建設的なプランを示した意見書でもあります。 この問題に興味がある方は、ぜひご一読を。 私のような興味がなかった人間が、かなり感情移入してしまうくらいの迫力があります。
32 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
優れたルポタージュ,
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レビュー対象商品: ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書) (新書)
社会学者がどこか高見にたって書いた、いい加減なフィールドワークやエスノグラフィなんかに比べるとよっぽど優れた書。釜ヶ崎での最底辺に暮らす人びとの様子について、その人びとと共に関わり、助けあってきた筆者がリアルに伝えている。
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