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大きな世界を変えられなくても、自分に出来ることが何かあるはず。
子どもだけでなく、大切なことを見失いかけた大人にも読んで欲しい。
本のタイトルにもなっている、ルピナスってご存知ですか?ルピナスは「昇り藤」とも言うそうですが、この名前のとおり、藤の花が逆さまになったような花です。この本の主人公のルピナスさんの本名はアリス・ランフィアスですが、ルピナスが好きなために、「ルピナスさん」と呼ばれるようになります。
ルピナスさんは、子供のころにおじいさんと「大きくなったら遠くに行く。おばあさんになったら海のそばの町に住む。世の中をもっと美しくするために何かする。」という三つの約束をしました。この本には、その約束を実行したルピナスさんの人生の軌跡が描かれています。ルピナスの花の色には赤・青・白などがあり、ルピナスさんの人生のそれぞれのステージも、これらの色によって描き分けられています。おじいさんの愛に包まれた暖かな「赤い」少女時期、世界を駆け巡る快活な「青い」壮年期、病に着く孤独な「白い」中年期。子供たちに囲まれる穏やかな(再び巡ってきた)「赤い」老年期。ルピナスさんのそれぞれの時代がルピナスの花の色に寄せて、きれいに描かれています。
絵本というぐらいですから、一般的な本に比べて、絵の比重がその良さを語るのにとても大きな位置を占めていますよね。この本は、絵も、本(内容)もそれぞれ素晴らしいです。これから、自分の人生を開拓していく女の子達に是非読んで欲しいなあと思います。
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