さくさくと読めるのに、
奥が深い。
そんな印象でした。
自分と母親を残して家を出て行った父を憎んでいたはずなのに、
事件の核心に近づくにつれ、
そして最後には
その父親のことをやっぱり好きだったと気付く。
父が残してくれたものは
どんなものよりもレイの心に残るものだった。
そんなレイの心情の変化と事件の核心。
ともすれば、
どちらかだけに意識が集中してしまって
散漫になりそうだが、
両方の部分がしっかりと描ききってある。
だから話自体もわりとすんなり読み進められたのかな、と思う。
決して目新しいトリックがあるわけではないんだけど、
事件の裏にあるものが
ものすごく恐ろしく、
でももしかしたら
今の世の中でも行われているのかも?と思うと
余計に鳥肌ものです。
こんなことが起こってなければいいんだけど。
ただ、「ルビアン」の意味が
あまりにもこじつけっぽくて
まぁそこが笑えてしまうんだよな〜。
もっと深い意味があるのかと思ったけど・・・。
まぁ、レイにとっては何よりも大事な言葉なんだけど。
あと、植物がたくさん出てきます。
そちらの勉強にもなるかも。