確かに両者は対決していないが、はっきり言って最初から予想の範囲内だし、作風も絵柄も全く違う両者があまり違和感なくしっかり絡んでくれるのでアニメファンには必見!
お奨めのシーンはなんと言ってもコナンと次元のやり取り。 持ち前の推理で次元がガンマンであることを見抜くコナンに、次元が「パパと呼ぶな!」と突き放すシーンはなんとも可笑しい。
ルパンに負けじと、コナンがかなり無茶なアクションで魅せるし、クライマックスのコナンの推理を掻き回すルパンが笑わせてくれる。 あと、何故か違和感のない目暮警部と銭形警部の2ショット。(笑)
両方のキャラを崩すことなく、ここまで世界観の融合が果たせたのは、やはり原作者2人の全面協力が大きいと思う。 大まかな構成は、舞台設定はルパンで、事件の謎を追う展開はコナン風。 それでいてルパンの荒唐無稽なアクションやお色気シーン、コナンのスケボーや内心突っ込みといった、両者のお約束をきっちりと入れており、音楽やアイキャッチにまで双方の物を使用していて、ファンサービスにも抜かりがない。
ルパンとコナンの対決や複雑な殺人トリック、ド派手なアクションがあまりないことを批判する人もいるだろうが、個人的にはただどんちゃん騒ぎして物語が破綻するよりもずっと良かった気がする。(事実、最近のルパンのTVスペシャルが叩かれるのはこの部分が大きい。)
なんにしても、久々に語り尽くせない程の話題を提供してくれた本作は、存在自体が評価に値すると思う。