慣れぬ映画館に初めて一人で見に行ったのがこの作品。子供だったなぁ。最後の銭形のせりふに、照れました。
娯楽色の強いテレビのルパンも好きだったけど、この作品は、ル・ブランのアルセーヌルパンのシリーズを思わせる格調の高さです。(確かシリーズの中に、遺跡の出てくる話や、少女を助ける話があったと思います。)小学生のときにこのシリーズをむさぼるように読んでいた私は、「宮崎さんも読んだんだ。」と嬉しく思ったのをおぼえています。
そのためでしょうか、登場人物が妙にかっこいいのです。何といってもルパンは騎士道精神にあふれているし、お色気抜きでも富士子は、惚れ惚れするいい女ぶり、次元、五右衛門はちょっとかわいくなってるけれど、銭形にいたっては(いつもと違って、)渋い!、渋すぎる。
もちろんそれだけではなく、宮崎駿らしいきめの細やかなアクションシーンや、テンポの良い展開、ルパンになくてはならない笑いの要素まで、いっぱいに詰め込まれています。アニメはこうあるべき、と思わせる作品です。
今、うちの子供たちは、アニメが大好き。「カリオストロの城」は何度見ても喜んでいます。良い作品を次の世代に伝えるためにも、このDVDは買っておきたいですね。伝えていくことで、名作は永遠の魂を得るのです。