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ルパン三世 カリオストロの城   スタジオジブリ絵コンテ全集第II期
 
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ルパン三世 カリオストロの城 スタジオジブリ絵コンテ全集第II期 [単行本]

宮崎 駿
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,150 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

--こういう映画を観た後は、「日本に宮崎駿という監督がいてよかった」という言葉をつぶやいてしまうのである。(絵コンテ集封入月報/作家・夢枕獏さんのことばより)
 と、多くの観客を幸せにする映画「カリオストロの城」の絵コンテ集が2色刷りで登場。映画の設計図である絵コンテを見ると、当初計画していたオープニングが主題歌に会わせて改作されたことなどがわかり、映画作りのいったんにふれることもでき興味深い。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宮崎/駿
1941年、東京生まれ。アニメーション映画監督。’63年に学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画へ入社。劇場用映画「太陽の王子ホルスの大冒険」(’68)の場面設定、原画など手がけた後、Aプロに移籍し劇場用中編映画「パンダコパンダ」シリーズ(’72、’73)の原案、脚本、場面設定、原画等を担当。その後、日本アニメーションでTV「未来少年コナン」(’78)を初演出。テレコム・アニメーションフィルムに移籍後、本作品「ルパン三世カリオストロの城」(’79)を監督。’85年にスタジオジブリ設立に参加。「風の谷のナウシカ」(’84)、「天空の城ラピュタ」(’86)、「となりのトトロ」(’88)、「魔女の宅急便」(’89)、「紅の豚」(’92)、「もののけ姫」(’97)、「千と千尋の神隠し」(’01)、などの劇場用長編映画を監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 582ページ
  • 出版社: 徳間書店 (2003/4/23)
  • ISBN-10: 4198616663
  • ISBN-13: 978-4198616663
  • 発売日: 2003/4/23
  • 商品パッケージの寸法: 22.2 x 16 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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54 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
一時は絶版で、入手困難だった「カリ城」の絵コンテが書店で手に取れるようになりました。監督にとっては、東映時代の総棚ざらいなのかも知れませんが、これを見て育った私にはとても重要で、大好きな作品です。なぜこんなに面白いのか。それは、作り手が楽しんで作ったからかもしれません。Fiatと2cvのチェイスや、ワイヤーで危機を乗り越えるシーンの横には「ワンパターン」との書きこみあり。動きのひとつにもFiatはRRだからテールがながれるとか、パンクしたタイヤはミシュランだからつぶれるとか、デティールまで楽しんで描かれてます。次元がリムジンをやっつけたところではフレームの中に「カッコイイ」とあり、描いてる人は楽しそうだなあと想像させられます。

読む進むうちに、アニメ製作は個人でするものではないとわかります。監督はその名の通り、大勢をまとめる仕事なのでしょう。原画、作画、カメラにそれぞれ指示が出ています。指示は、応援であったり、要望であったり、それぞれ異なる点に注目です。当時、絵を描くスタッフが新人だったようで、みんなを引っ張って作ろうとする、監督の姿勢が読み取れます。

アニメが、大勢のスタッフの、綿密な手作業で出来あがることがわかると、ルパンの第2シリーズの最終話と145話で、宮崎監督がわざと実名を隠し、会社名をペンネームにした理由が想像できます。それはスタッフに対する思いやりなんでしょうね。意外に山田康雄のアドリブが少ないことに驚きました。伏線の張り方がとても細かく、演出が練られていて舌を巻きます。アニメとしての嘘のつきかたを自覚した上での、満載艦なテクニックに思い知らされます。

個人的に好きなのは、不二子がクラリスに自分がスパイと知らせるシーン。衣装を脱ぎ捨て迷彩服になるのですが、「下着じゃなくて残念でした友永サマ」とあって、それを書くだろうスタッフのひとりまで気を使う様と、その理由が微笑ましくあります。思えば、この作品、銭形突撃隊の警官や、カゲのひとりまでカッコヨク描くと同時に、スタッフひとりひとりまでカッコヨク仕事をさせているのだなと。読んで気持ちの良い作品です。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By bun514 トップ1000レビュアー
形式:単行本
某プロダクションの新入社員教育に利用されたことで非常に有名な絵コンテです。宮崎氏が細かく指示しているので、教科書としてとても有用です。PANやFOLLOWで背景画を引っ張るときは1コマ0.125mmが基本でそれを画面でみるとこんな感じになるとか、動画は3コマ打ちでもFOLLOW背景は1コマ打ちにしないと画面がカクカクしてとても見ずらいとか(そういうアニメが未だにある)、「背景組みセル」をFOLLOWするのはとても難しいからそれを逃れる裏技とか。ちなみにナウシカでは逃げないでやっちゃって(風の谷でガンシップに乗り込むシーン)、アニメーター&撮影さんがひどく苦労したそうです。
カリオストロはオープニングの歌が終わる頃にはたいていのアニメート技術が出尽くしているので(笑)、興味のある人は実際の映像と比べながら、じっくりと1カットずつ分析してください。オープニングに出てこない技術としては、たとえば地面に滴り落ちる水の描写。これは水の動きを黒一色で描いたセルをダブラシ撮影することで表現しています。「水は黒い」という宮崎さんの一言で生まれたカットです。そのほかにも望遠レンズ風のカットを、広角レンズ風のカットを、「すべて手で描く」など。これが日本のアニメです。マンガなのにリアル、リアルだけど現実とは違うマンガ、これですよ。そのほかにもCG撮影になってしまったいまだからこそ、生かして欲しい匠の技術が満載です。
あと宮崎さんはレイアウトの達人で、映らなくていいものは消し、映って欲しいものを強引に画面内に入れます。それが違和感が無い。CGアニメクリエーターはそこを見習って欲しいですね。おまえら実写を作ってるわけじゃないのでございます!
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29 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 最高の教科書 2003/6/22
By hi-man
形式:単行本
 絵コンテとは、映画の設計図である。演出プランを決定するために書かれるもので、アニメーション映画ではとくに重視される。

 本作は、宮崎駿による傑作『カリ城』の絵コンテを、完全収録した一冊。たぶん過去にも同様の書籍が刊行されていたと思うが、記憶が定かではない。読んだおぼえはあるのだが……。今回は「スタジオ・ジブリ絵コンテ全集」というシリーズでの刊行。ゆえに月報がはさみ込まれているのだが、これが読み応えある拾いものだった。月報読みたさに、思わず他の巻も買いたくなる出来映え。
 もちろん本文(?)の素晴らしさは言わずもがな。アニメーター出身の宮崎による絵コンテは「マンガとして読める」完成度を誇り、実際まったく誇張ではない楽しさでサクサク読み進めるのだ。!が、本書の真価は、ストーリーを追うことにあるわけではない。宮崎による演出プランを確認することにこそ、本書の意味があるのだ。

 既発の『カリ城』DVDでは、特典として、映画と並行して絵コンテ画像を走らせることのできるプログラムが付属している。が、絵だけの絵コンテなんか意味がない。ページの右半分に書き込まれた多量の書き文字こそが重要なのだ。演出プラン、キャラクターの心情、作画への指示、そしてラクガキ……。本書ではすべて確認できる。

 原本のおよそ半分のサイズに縮小されているため、読みにくい個所もあるが、原寸大で刊行したらお値段は3倍ぐらいになるはずだ。この本の性格として「若いクリエイター志望者が使う教科書」という側面は強いだろうから、安く売るのは必要なこ!となのだ。全然安くないじゃんとブーイングする、そこの若くて貧乏なあなた。この本は道楽の本じゃなく、ツールであり、購入はすなわち投資なのだ。あなたがエンターテインメントを志すならば、最高の教科書が手に入るチャンスだということを、よく考えてみるといい。

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