今作は魔法のランプ(ある科学者が開発した人の記憶を奪う装置)によって記憶を奪われたルパンが、奪われた自身の記憶を取り戻す為、
同じく記憶を奪われたヒロインと一緒に悪の組織と戦う、という内容になっています。
はっきり言ってこの作品、自分は凡作な印象を受けました。
OPにだけに力を注いでそこで力尽きたって感じです、どっかで見た様なグダグダな展開が続き、ラストもイマイチ盛り上がりに欠けます。
記憶を奪われるという設定も大して活かされておらず、結局やってる事はいつもと同じで、
敵が襲来→逃げる→また敵が襲来→逃げる→敵の本拠地に突入→ボカーン、基本的にこれだけ。
敵の襲来にしても、手に汗握るような熱い戦いがある訳でもないし、頭を使った頭脳戦がある訳でもない、
基本的に適当に銃で撃ち合うだけ、それで五右衛門が切って終了、これだけ。
毎回、毎回、マッチョな男が装甲車に乗って、銃を持った部下達と一緒にただ突っ込んでくるだけ、
後半になっても装甲車が武装ヘリに変わっただけで、またただ突っ込んでくるだけ、何の新鮮味も面白味もありません、見てて苦痛。
しかし、この出来にも関わらず、2006年『セブンデイズラプソディ』、2007年『霧のエリューシヴ』に比べたら信じられないかもしれませんが、
今作は遥かに良作なのです。
ここ数年はそれ程酷かったのです、個人的にルパン三世TVSPは2005年から暗黒期に突入したと思います。
2005年、2006年、2007年と年々、恐ろしい勢いで悪化してきましたが、今作で本当に極僅かですが回復の傾向が見られたので、
この作品を期にルパン三世TVSPが、以前のような輝きを取り戻してくれる事を期待しています。