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リーマン・ショック・コンフィデンシャル(下) 倒れゆくウォール街の巨人
 
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リーマン・ショック・コンフィデンシャル(下) 倒れゆくウォール街の巨人 [単行本]

アンドリュー・ロス・ソーキン , 加賀山卓朗
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

全米ベストセラーの Too Big To Fail が遂に全訳!
エコノミスト紙、2009年ベスト・ブックス
フィナンシャル・タイムズ紙、2009年ブックス・オブ・ザ・イヤー
800-CEO-READ 2009年ビジネス書大賞受賞

ポールソン財務長官、バーナンキFRB議長、ガイトナーNY連銀総裁、ウォーレン・バフェット、そして巨万の富を稼ぐウォール街のCEOたちは未曾有の経済危機に際して、何を考え、いかに行動したか! そして三菱UFJフィナンシャル・グループによるモルガン・スタンレー救済の意義とは? リーマン・ショックのインサイドに敢然と切り込む、傑作ノンフィクション。

内容(「BOOK」データベースより)

次々と倒れる巨大金融機関。ポールソン、バーナンキ、ガイトナー、バフェット、そして巨万の富を稼ぐエリートCEOたちは何を考え、いかに行動したか?2009年800‐CEO‐READビジネス書大賞受賞、「フィナンシャル・タイムズ」「エコノミスト」両紙の2009年ベスト・ビジネスブック。

登録情報

  • 単行本: 386ページ
  • 出版社: 早川書房 (2010/7/9)
  • ISBN-10: 4152091444
  • ISBN-13: 978-4152091444
  • 発売日: 2010/7/9
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
上巻よりも下巻の方が緊迫感溢れていて面白いと思う。MUFJの決断がこれほどの重大性を持っていたとは、当時の評者は気付かなかった。「君らは日本人を知らない。日本人は素早く行動することは絶対ない!」とある箇所には思わず笑ってしまった。今更ながらMUFJの英断(後で少し逃げ腰になったが)を心から讃えたい。

尚、上巻はブランクファイン・ゴールドマンCEOの出世ぶりが印象に残った。アメリカが多くの逸材を惹き付け、チャンスを与えると言われている理由がよく理解できる。

上下両巻を通じ、アメリカにおける真実追究の熱情とそれに協力しようとする関係各位の率直さに感服した。あらゆる「不都合な真実」を隠蔽し闇に葬ろうとしたがる保身的な我が日本の処世術と比べると実に好対照である。

疑問点としては、リーマンを救うことに余りにも大きな意味を見出そうとしている箇所である。こぼれたミルクを後悔しても無駄であるし、歴史に if はない。あの壮大な信用危機とメルトダウンの中で、誰かが生贄の牛となる運命だったのだと思うが。結局は後始末のディテールの巧拙を技術的に論じることでしかなかろう。

マクロの視点で金融危機の概略を把握するには、『1兆ドルのメルトダウン』の方が遥かに優れている。
『なぜ、アメリカ経済は崩壊へ向かうのか−信用バブルという怪物』
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ベア、リーマンの破綻、バンカメによるメリルの買収、連邦政府によるAIG救済、
三菱東京UFJ銀行によるモルガンスタンレーへの出資等を描いたいわゆるリーマンショックのドキュメンタリー。
1998年に破たんした最強のヘッジファンドLTCMを描いた「LTCM伝説ー怪物ヘッジファンドの栄光と挫折」
や「天才たちの誤算ードキュメントLTCM破綻」 等と同様に、取材に基づいて描かれた主要人物の人間ドラマであり、
金融メルトダウンの経緯やパニックの裏側が主要人物を通じて垣間見ることができます。

ただし、この本は、あくまで主要人物のミクロの視点で描いたドキュメントであり、
リーマンショックを大局的に分析した著ではないです。
とはいっても、マクロとミクロの視点の相違ですので、
なぜリーマンショックが起きたのかという経緯を把握したうえで
読むと面白さは倍増すると思います。(例: 実録 世界金融危機、トリプルAAA−小説格付会社)
逆にいえば、背景を理解せず、また投資銀行業界に明るくない状況で読むと
専門用語、登場人物が多岐にわたるため、この本の面白さが半減するのではと思います。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
下巻は、リーマン破綻の4日前から始まります。リーマンではバンカメとバークレイズとの身売り交渉、AIGではJPモルガンによる救済スキームの検討が同時並行で進み、その間、大手銀行のCEOが集められ、民間での救済検討、さらには政府による最悪シナリオの検討が裏で進行しています。結局は、リーマンは破綻、その2日後にAIGは政府支援というメインシナリオとは違う結果となるのですが。。。でも、金融危機は切り抜けた!!

文体もさることながら、こういうことが起きていたという事実そのものに迫力を感じ、何とか切り抜けたポールソン財務長官をはじめとした財務省、連銀のチームプレーに大変感動しました。また、身売り、融資、政府支援の法案作りなど、24時間以内とか、数日とか、信じられないくらいの短期間で分析をし、結論を出し、契約書にまとめるという、そのスピード感の凄さに脱帽しました。やはり仕事はこうでなくちゃという印象です。また、大手銀行のCEOが集められ、新たなスキームを考えるよう政府から指示をされるのですが、そんなことを考えるのは日本では、部下というか下の実務方が考えて、それを上にあげて検討するという方法なので、CEO連中があれこれを指示を出して答えを見つけていく姿にはとてもびっくりしまいた。日本はやはり付いていけないなあというところでしょうか。

それから、政治家は役に立たないということ。ポールソン、バーナンキ、ガイトナーがこれだけ苦労して金融システム、延いてはアメリカを救おうと走り回り、苦渋の決断をしているのに、足を引っ張るばかりで駄目ですね。やはり、官僚というか、政府の高官は優れものです。

本書は、リーマン破綻を中心に描かれていますが、金融危機は米国投資銀行の全てを破滅に追い込んだ訳で、2008年の出来事全体を見ると、リーマンだけが破綻の憂き目を見たことが明らかです。

<ベア・スターンズ>JPモルガンが政府支援付きで救済
<フレディ・マックとファニー・メイ>政府が実質国有化
<リーマン> 破綻
<AIG>政府が79.9%出資(リーマン破綻の2日後)
<メリルリンチ>バンカメによる救済合併+TARP
<モルガン・スタンレー>銀行持株会社の承認+MUFG90億ドル支援+TARP
<ゴールドマン・サックス>銀行持株会社の承認+TARP
<シティグループ>政府が36%出資、実質国有化

これは、あくまでも結果論であり、一つ一つの事象で最良の方法が選択された結果であり、また、時間が限られていて、じっくりと網羅的な施策を打つ余裕が無かったこともあるので、政府を非難するつもりは毛頭ありません。結果としては、シティは政府支援は完済、AIGも来年3月をめどにクリアになるところまできたことを考えると、政府支援がもっとも得られにくいタイミングで危機が来たリーマンだけが運が悪かったというような気がします。また、この嵐の中で唯一持ちこたえたJPモルガンチェースはなかなかのものです。CEOのジェイミー・ダイモンは「持っているな」というところでしょうか。
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