【あらすじ】
物語の舞台は、図書館が一国を成すほど、本の存在が非常に重要なものとされる世界。
司聖エルグリッド大陸図書館(文字発祥の地であり、一国)の新米司書リィナの配属先は、
「モグラ」と罵られ、常に侮蔑の対象である『地階位』。
問題のある司書を集めたと噂される『地階位』だが、一般の司書達には秘匿されている
本当の姿があった。
――リーディング。
『地階位』に所属する司書には、普通の人にはない「リーディング」の能力があり、
リィナもまた、その稀有な能力を見出された一人なのだという。
そしてその能力は、やがてリィナを≪セノヴァの悲劇≫の真実へと導いていくことに――。
【感想】
キャラクター、ストーリー、設定に斬新さはありませんが、物語への引きは良かったと
思います。
ただ、設定が詰め込みすぎなうえ、状況説明がとても分かりづらかったです。もう少し
設定を分かりやすく書いていくと良かったと思います。
文章も、硬い語を並べただけで余り情景の浮かばない文なのが残念です。
また、「声の方向へと進むと地下一階へと昇る階段下、死角になった小部屋の扉がわずかに
開いていた」のように、全体的に文章のテンポが悪く、読みづらかったです。
今一歩という印象ですが、それでも最後まで読ませる力はあると思いますので、次巻に期待
したいと思います。