著者らは近年盛んなリーダーシップ論議について、「リーダーシップは先天的なものか、後天的なものかといった“神学論争”にはあまり意味がない」と一蹴する。後天的な環境がリーダーを育むと説き、「すごいリーダー幻想」に惑わされるなと指摘。類まれなるリーダーとして称えられる者たちは、自らなろうとしてそうなったのではないと断じ、彼らは信念を貫く「旅」を歩む中で、結果的にフォロワー(従事者・支援者)の共感を呼び起こしたのだと言う。
野田氏は、リーダーに共通する資質とは、「見えないものを見る力」だと説明し、金井氏が組織論の観点からその説を補完する。意思の力とぶれない姿勢(基軸力)こそ不可欠と論じ、それらが生まれる過程を解き明かす。
(日経ビジネス 2007/04/30 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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