経営者もミドルマネジャーも、「部下育て」は永遠のテーマだ。
勧められる本を次々読む中、まだ積ん読本もある中
この「フォロワーシップ」という言葉に妙に惹かれた。
本書はまさに私が求めていた本だった。
著者は、フォロワーシップというまだ馴染みの薄い概念を以前から唱えていたそうだ。
部下が自主的に主体性を持ち、自ら考える。
これがフォロワーシップだが、それを実践するのは難しい。
この著者は、それを全力で行っているのがすごい。
リーダー自らがリーダーシップを発揮するのはわかりやすいが
フォロワーシップをきちんと理解しようとすると、かなり思考の転換を迫られる。
一気に読んだが、再読してようやく腑に落ちた点が多かった。
著者が言うように、「本気でフォロワーを育てよう、
いや本気で育ってもらいたいという気がなければ
フォロワーシップを発揮することはできない」
その通りであり、実践するには相当な覚悟が必要だ。
だが、その覚悟がなくて、自分はミドルマネジャーと言えるだろうか。
そう思わせる良書であった。
私は早稲田ともラグビーとも接点がないが、今、私が切実に求めている
概念だった。
そういう意味では、今のマネジャーが置かれている現状や危機感と
非常にリンクしている。時代とシンクロしている概念だと思う。
同じ著者が『監督に期待するな』という本も書いていて
さっそく読んだ。ラグビーについての本で、スポーツノンフィクションだが
そこでもフォロワーシップについて触れている。
ブレずに覚悟を持つ、というのは監督就任以来変わっていないことを
知り、さらに好感をもった。