新聞広告を見て、衝動買い。
「おっさん」と呼ばれる怪女を師として、人の心をつかむこと・チームとしてのパフォーマンスを上げることの「具体的手順」を描いていきます。そのおばちゃんの師が関西弁だからか、「夢をかなえるゾウ」のガネーシャを彷彿とさせます。
リーダーになりたての主人公は、その師の言葉をひとつひとつ愚直にこなして成長していき、その姿に「自分はここまでできないなあ」と思いながらも、本当はこうすればうまくいくのに、と反省すること仕切り。また、「小説」としても小気味よく進みますが、そのエピソードひとつひとつはまさに「実例集」。クライマックスまで一気に読ませます。
私自身はもう「リーダーなりたて」ではないですが、日々のスタイルを見直すいいきっかけになる本で、若手からベテランまで部下を持つ人ならどのクラスの方にもお勧めです。
「コーチング」の側面からも、いわゆる教科書的本は、理屈はわかってもなかなか実践できないもの。これは「なかなかできない」姿を、主人公の苦悶を通じて「プロセスとして」描いているところが秀逸であり、リーダーの教科書としては今後必読書のひとつになると思います。