「ほめる」というのは、とても難しいことです。他人の荒探しなら、
放っておいても目につくものですが、いいところを探そうとすると、
とたんに難しくなるものです。
仕事上接する他社の営業マンに会って、あんな営業マンがいれば、
売り上げ伸びるよなとか、それに比べてうちの会社ときたら、とか。
お母さん方であれば、○○さんちの息子さんは、ほんと成績もいい
し、礼儀正しいし、それに比べてうちの子どもときたら、とか。
でもね、こころから「ほめて」伸ばすしかないようですよ。人を変
えようなんて、無理な話です。
この本の初出は2002年ですから、もう8年も前です。今回新書
としてリニューアルの運びとなりました。
著者の小坂さんは、神田昌典さんの著書や対談を通じて知っていま
したが、きちんと著作を読むのは、初めてでした。
冒頭の石田さんのコメントにもありますが、軽妙な文章とわかりや
すいメタファーというのは、本当に適切な表現であることがわかり
ます。そのくせ、とても奥の深いことを書いているのです。
ここでいう、「人の心にスイッチを入れる人間心理の3大原則」。
そう3つです。最近、いろんなリーダー論、コーチング論、組織論
などなど、いま改めて読むと、この3原則そのままです。
小坂さんは、もう8年前にその原則を突き止めていたのですね。な
るほどなぁ。