とりわけ本書がキングの最高傑作と言えるのには理由がある。
まず、本書が重厚な文学作品である事。つぎに、複数の解釈が可能であると言う点だ。
類い稀なストーリイ・テラー(物語作家)が描く純文学が優れていないはずもなく、読まれた方は驚き、言うであろう――こんな題材、いったいぜんたいどうすれば思いつくんだ!
そう、そのとおりである。
わたしには思いつかぬ。きっと、あなたもそうであろう。いや、そうに決まっているのであります。
リーシイは、夫が居らぬ闇の中を孤独にさまよっていた。背後にはなにかが迫ってきている。
そこで、本を見つけた。それが、本書であります。
あなたが本書を読んだあと、キングが嫌いになるであろう。面白過ぎて、徹夜をしてしまうからであるのですわ。