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リヴァイアサン (新潮文庫) 文庫 – 2002/11/28


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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

一人の男が道端で爆死した。製作中の爆弾が暴発し、死体は15mの範囲に散らばっていた。男が、米各地の自由の女神像を狙い続けた自由の怪人であることに、私は気付いた。FBIより先だった。実は彼とは随分以前にある朗読会で知り合い、一時はとても親密だった。彼はいったい何に絶望し、なぜテロリストになったのか。彼が追い続けた怪物リヴァイアサンとは。謎が少しずつ明かされる。

内容(「MARC」データベースより)

アメリカ各地で自由の女神像を爆破した男「ファントム・オブ・リバティ」。彼は何に絶望し、何を破壊しようとしたのか? 人生を、世界を変革することを夢見た男の物語。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 413ページ
  • 出版社: 新潮社 (2002/11/28)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4102451072
  • ISBN-13: 978-4102451076
  • 発売日: 2002/11/28
  • 商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 通勤読書隊 投稿日 2005/12/17
形式: 文庫
ニューヨーク3部作を評して、犯人のいない探偵小説、事件の起こらない探偵小説とよく目にしますが、リヴァイアサンはまさに事件の起こる探偵小説です。

もちろん、共和党政治に対する市井からの批判という側面も、分割された自伝(複数の主人公たちによる分割)という側面も、恋愛小説という側面もあり、一言では規定できないというのは、オースターのいつもの通りです。小説の使命は「現実はいつも君が考えているよりも複雑だ」ということを認識させることだ、と看破したのは、クンデラですが、オースターの小説はいつもその意味で優れています。

「鍵のかかった部屋」を読み終えたとき、「着地点をすべて用意しなくても気持ちがいい、というスタイルがあるのだな」と思ったのですが、リヴァイアサンは絶妙の着地点で、失礼、泣けてしまいました。

わたしにとってオースター作品ベストワンです。
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18 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ref 投稿日 2004/1/25
形式: 文庫
オースターがこだわっているように見える二つの問題は、「人は世界に対して全く無関心になれるのか」と「人が一瞬にして変われるのか」という問題のように思える。人は一瞬にして変われないから、破滅した人間(この本ではサックス)も、実は破滅する前からずっとそれを待ち望んでいたのだ、ということになる。すると主人公がサックスを物凄く強い男だと思って崇拝していた頃から、サックスには弱い面もあったことになって、主人公はその両面性に混乱する。この本では善悪、強弱、正誤の両面性が繰り返し出て、主人公は世界を簡単には割り切れないものと知り、いっさいを超越した無関心に浸されていく。無関心は力を生み、この作品の場合、主人公の小説執筆が進む(だからこの本のサビは、ラストよりずっと前の、サックスに不倫がばれる場面にある)。

世界に対する簡単な割り切ったものの見方が横行する中で、オースターのこの両面性に対する配慮─分厚いものの見方─がどのような力を持つのか(今はまだはっきり書けていないと思う。主人公の執筆している小説の中身がそれに当たると思うのだが、それが空白のままなので)。彼はこの点を中心に据えて、分厚い質感の作品を作り続けていくと思う。
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16 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 慈雨 投稿日 2003/9/9
形式: 文庫
小説ã‚'読む愉ã-みã‚'満å-«ã•ã›ã¦ãã‚Œã‚‹ï¼'冊。ä»-のオースター作å"ã§ã¯ä¸»äººå...¬ã«ã‚ˆã£ã¦æ·¡ã€...とä»-人の人ç"ŸãŒèªžã‚‰ã‚Œã¦ã„くなかに「人é-"」という主題が静かに描かれてきた。ã"の作å"ã¯ãã®ã‚¤ãƒ¡ãƒ¼ã‚¸ã‹ã‚‰ã™ã‚‹ã¨ãƒ¢ãƒŽãƒˆãƒ¼ãƒ³ã®é¢¨æ™¯å†™çœŸã-かとらない写真家が一転ã-てカラーのモード写真集ã‚'出ã-たみたいな衝æ'ƒãŒã‚る。
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12 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 漆原次郎 投稿日 2004/8/13
形式: 文庫
『偶然の音楽』に続く、ポール・オースターの長編小説。
 今回の『リヴァイアサン』では、実際に時が流れるのは6日前から「いま」に至るまでのたった6日間(語り手ピーターが、この話を書きはじめてから書き終わるまでに費やした時間だ)。だが、話の舞台はこの6日間にあるのではなく、6日前の友人サックスの爆死が起きるにいたるまでにある(この爆死がピーターをして話を書く気にさせた)。なぜサックスが爆死をしたのか、その回想と告白をピーターがえんえんと書くわけだ。
 重要な登場人物は全部で10人くらい出てくる。テレビガイドでよく見る相関関係図を見ているようだった。ただこの小説の場合、引かれるラインの数がとても多い。語り手ピーターと爆死したサックスのラインを中心にして、人物から人物へと「親友」「片思い」「セックスフレンド」などいろんな種類の矢印が放たれる。
 これはプロだから当たり前なのかもしれないけれど、それだけの相関関係(それと起きたエピソードの時制関係)を著者自身が頭の中で整理して、かつ読者に自然に植え付けるその離れ業は見事だ。各人物の奥底にある心理を、10人以上にわたって細緻に描写するのだから、まったくこの著者の人間に対する洞察力とはすごいものがある。
 ある偶然によって話の展開が進むことはこれまでのオースターの作品によくあった。今回も後半のある重要な場面
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