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リヴァイアサン クジラと蒸気機関 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
 
 

リヴァイアサン クジラと蒸気機関 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) [新書]

スコット・ウエスターフェルド , Pablo Uchida Keith Thompson , 小林美幸
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

1914年、ヨーロッパではふたつの勢力が拮抗していた。遺伝子操作された動物を基盤とする、英国などの〈ダーウィニスト〉と、蒸気機関やディーゼル駆動の機械文明を発達させたドイツら〈クランカー〉。両者の対立は深まり、オーストリア大公夫妻の暗殺につながった……。両親を殺した一派に追われる公子アレックと、空への憧れから男装し英国海軍航空隊に志願した少女デリン。ふたりの運命はやがて巨大飛行獣リヴァイアサンで邂逅する! 奇妙なテクノロジーが彩る第一次大戦下の世界で少年と少女の成長と絆を描く、ローカス賞受賞の冒険スチームパンク三部作、開幕篇。

新☆ハヤカワ・SF・シリーズ第一回配本作品

著者について

スコット・ウエスターフェルド Scott Westerfeld


1963年、米国テキサス州生まれ。SFやファンタジイのヤングアダルトを中心に現在までに6つのシリーズをものし、P・K・ディック賞特別賞、オーリアリス賞など受賞歴多数。2009年に刊行された本書にはじまる〈リヴァイアサン〉三部作には、2010年刊行の Behemoth、2011年刊行の Goliath がある。

登録情報

  • 新書: 416ページ
  • 出版社: 早川書房 (2011/12/7)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 415335001X
  • ISBN-13: 978-4153350014
  • 発売日: 2011/12/7
  • 商品の寸法: 18.8 x 11 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 88,430位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
機械工学とサイボーグ化した人造生命体の異なる二種の科学の産物が席巻する第一次世界大戦直前の欧州が舞台。そこでは機械工学と生命工学の二種の科学の産物がシノギを削る文明が発展、両者は互いに相手を嫌悪もしくは侮蔑の眼で眺めている。
物語は、オーストリー・ハンガリーの皇太子でストームウォーカー(クラブガンナーみたいなもの)を操縦出来るアレックと、女である事を隠して飛行獣を操る憧れの兵士になった少女デリンとの邂逅を描く第一部。
少年少女がメインなので何処かジュヴナイルの雰囲気もある。がさつで男装のデリンはあまりヒロインと云う感じではないが、一応ボーイミーツガール・・・になっていくのかどうか・・・
少年少女二人に関わる大人のレギュラー陣の中では、女博士のノラが中々良い感じで、今後のストーリーは、この三人が引っ張って行くのだろう。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By HAL
最近はやりのスチームパンクだけど、ストーリーやキャラクターが分かり易くて読みやすい。スチームパンクでも、ディファレンス・エンジンみたいに超本格派だとなかなか手強くて読むのに体力がいりますが、この作品は「SFを読み始めた頃って良かったなあ」みたいな言わば楽チンなところがある。楽しいですよ。次が楽しみになります。
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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
現在のスチームパンクブームにあって、いわゆるスチームパンクのイメージどおりの作品だと思う。
それ故、あらすじから既存のアニメなどに容易にイメージ補完可能……とスルーするのは早すぎる! 
あまりに魅力的な世界とストーリーテリング。しかも、ありがちに見えるのはヴィジュアルイメージだけで、舞台とキャラクター造形がその設定にしっかりと立脚しているため、途中で醒めることことなく世界を堪能できる。

クランカーのドレッドノート級陸上戦艦という響きだけでやられるんだけど、この作品をユニークなものにしているのが、対立派である生体工学の〈ダーウィニスト〉。リベットだらけのロボットに対するのが怪獣という時点でマイナス要素はないんだけど、主人公とも言える巨大飛行獣リヴァイアサンの存在感は圧倒的。それを軸に、出会うはずのなかった二人が友情を育み、同時に読者に両派の案内をする。
1914年のヨーロッパ情勢が、このSF的設定に置き換えられているのは上手いんだけど、個人的には、お互いの技術をキリスト教的におかしいと考えているのが面白い。

主人公も活き活きとしている。両親を殺されたオーストリア公子のアレックと英国海軍航空隊に入隊する男装のデリン、と身分も派閥も何もかも違う二人の友情と甘酢(笑)。彼らの目的が同時に物語の推進力にもなっている。また、二人が自分の持ってないものをお互い持っていると感じていて、それが成長につながるのも、ジュヴナイルとしてストーリーテリングは非常に巧み。
主人公以外のキャラクター造形がちょっとおとなしめだけど、バーロウ博士とヴァルガーは印象的。意地悪な剣術指南ってなんでステキなのかしら。

また、原著と同じイラストも、世界観の強い補強になっている。挿絵の多い小説は嫌いなんだけど、こういうざらついた絵柄は好きだなぁ。

一気読み確実なんだけど、惜しむらくは三部作の邦訳が終わるの、1年後なんだよなぁ。しかも謎を残したまま、つづく! で1巻終わるし。
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