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リヴァイアサン〈2〉 (岩波文庫)
 
 

リヴァイアサン〈2〉 (岩波文庫) [文庫]

T. ホッブズ , Thomas Hobbes , 水田 洋
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,050 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「万人の万人に対する闘い」から出発して社会契約による国家の形成を説明し、近代自然法にもとづいた国家の絶対主権を歴史上初めて理論づけた不朽の書。第1部「人間論」のあとをうけたこの第2部では、国家権力の絶対性をさまざまな角度から論じてゆく。

Book Description

Leviathan is both a magnificent literary achievement and the greatest work of political philosophy in the English language. Permanently challenging, it has found new applications and new refutations in every generation. This new edition reproduces the first printed text, retaining the original punctuation but modernizing the spelling. It offers exceptionally thorough and useful annotation, an introduction that guides the reader through the complexities of Hobbes's arguments, and a substantial index.
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 471ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改訳版 (1992/08)
  • ISBN-10: 4003400429
  • ISBN-13: 978-4003400425
  • 発売日: 1992/08
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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書き出し
YOUR most worthy brother Mr Sidney Godolphin, when he lived, was pleased to think my studies something, and otherwise to oblige me, as you know, with real testimonies of his good opinion, great in themselves, and the greater for the worthiness of his person. 最初のページを読む
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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 国家とは何かを論じた古典。, 2005/12/12
By 
石岡岩石 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: リヴァイアサン〈2〉 (岩波文庫) (文庫)
国家とは何かを論じた古典。内容は概略以下のようになる。
 先ず、人間は生存する権利(自然法の基本)を持っている。そして自然状態では互いの闘争で死滅する。生存を可能とする社会的方法は、自身の生存を保証出来る誰か(主権)に自分が生存する権利を委ねる代わりに、主権が作る法に従う契約を結ぶことである。国家(リヴァイアサン)とは、このような契約を結んだ多数の人間と主権とが作る社会的仕組みであると論じている。因みに国家の形態は、君主制、貴族制、民主制の三つに分類されているが、前述のことは共通に成り立つ。
 読んでいる途中で次のことに気がついた。それは、(1)社会科学の古典を理解するには、当時の社会を知る必要があること、(2)古典の中に現代社会を理解するための要素が含まれていること、(3)古典の読み方は、現代が抱えている社会問題の回答を求めるのではなく、より確からしい原因と、より良さそうな方策を見つけるために、批判的に読むこと、(4)だから、何回も読むことになるということ。岩波文庫では全部で4冊になってますが、まとめて記しました。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ここまででホッブズの有名な議論は終わり, 2008/11/23
By 
ふんふん (茨城県つくば市) - レビューをすべて見る
(トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: リヴァイアサン〈2〉 (岩波文庫) (文庫)
 (第1部からのつづき)

 「あの悲惨な戦争状態(自然状態)から、かれら(人間)自身を解放することについての洞察」(p.27)から自然法が導き出されるわけだが、自然法に則った平和を実現するためには、「かれらすべての権力と強さとを、ひとりの人間に与え、または、多数意見によってすべての意志をひとつの意志とすることができるような、人びとのひとつの合議体に与えること」(p.33)が必要である。

 つまり、すべての人が服従する絶大で強力な「主権」が打ち立てられなければ、自然法のルールが実行されえないというわけである。
 そして、この共通権力(「リヴァイアサン」)によって「一人格に統一された群衆」(p.33)が、「コモンウェルス」つまり国家である。

 第2部は、コモンウェルスがいかにして生まれ、いかにして運営され、いかにして解体されうるかについての詳論である。
 主権者の権力が絶対的でなければならないということ、コモンウェルスは臣民の自然権を抑制して秩序立てるものとしての「市民法」を制定する必要があるということなどについての、妙にこまごまとした議論が続く。
 とにかく「国家」について思いついたことをすべて書き込んでみた、といった調子で書かれているから、多くの内容が読者にとっては煩わしく思える。しかし、自然状態における「(自己保存の)自然権」の絶対性や、自然法を実現すべく打ち立てられたコモンウェルスにおける「主権」の絶対性などの、単純な原理原則からの徹底した演繹になっているから、理解するのは簡単だ。

 ちなみに、第17〜21章あたりに、一般に知られている意味で「ホッブズ」らしい社会契約の原理論がまとめて書かれてあるので、ほかの部分は読まなくても、ホッブズの政治思想の大意をつかみ損ねることはないと思う。

 ところで、第2部のなかで第31章だけは、第3、4部のテーマを予告するかのようにして「神学」にあてられている。そもそもホッブズの政治思想を支える土台は「理性と聖書」(p.82)の二本立てになっていて、第30章までの論述にあたっても聖書はたびたび引用されて来た。いまや本格的に、その土台の半面つまりキリスト教神学による、ホッブズ的社会契約説の根拠付けへと移っていくわけだ。

 第31章のなかで個人的に興味深いと思ったのは、ホッブズが「神」の本性について実体的なイメージを持つことを禁じ、徹底して「神」を抽象化し、形式化しているところである。「語りえぬものについては、我々は沈黙しなければならない」と言ったL.ウィトゲンシュタインの宗教観に似ていなくもない。

 何はともあれ、現代の政治論争にまで影響力を残すものとしてのホッブズの政治理論は、第2部まででおおよそ片が付いていると言っていい。ちなみに、私が大学で受講した「西洋政治思想史」という特別講義でも、ホッブズについての課題図書は『リヴァイアサン』の第1・2部だった。
 が、ホッブズの神学論争にまで関心を抱く読者は、たしか新品ではすでに手に入らないはずの第3・4部──私は古本で購入──へと進まなければならない。く……

 (第3部へつづく)
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8 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 政治学、社会学など人文科学を学ぶ人の必読書, 2004/6/13
By カスタマー
レビュー対象商品: リヴァイアサン〈2〉 (岩波文庫) (文庫)
世界史でお馴染みの名前、ホッブズは耳に懐かしい響きです。16~17世紀の、イギリスの政治哲学の雄、ホッブズは、人類は「闘争状態」こそ、自然なありかたであると定義づけました。そして、国家とは,平和を維持するために絶対主権をもって君臨すべくつくりだされた装置であるという主張を行いました。聖書に由来する、巨大な翼を拡げる怪獣の名に、書名を求めた本書は、中世政治学の要とも言える書です。
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