タイトルの「リンドバーグ」とは、この漫画独自の爬虫類的な生物で、
主人公や空賊達はその背に跨り、大空を飛び回ります。
ただし、一般的に想像するドラゴンとは違い自前の翼を持たない為、
人工の羽根を背負うかたちになっており、
複葉機のようなシルエットになっているのが特徴的です。
舞台については、ファンタジーものによく見られる北欧ではなく、
南寄り、スペインやカリビアンをモチーフとしているのも面白いですね。
主人公がまだ幼く、自発的に活躍する場面が無い為、
感情移入し難いのは減点材料ですが、
登場キャラクターが皆、表情豊かで、溌剌としており、魅力的に描かれているので、
群集劇として見るならば、問題は無いでしょう。
作品全体の印象として、女性作家の作品に通じる、ある種の品の良さを感じました。
画力が非常に高く、登場キャラクターが皆、いきいきと描かれているのは、大きな加点材料です。
また、セクシュアルな表現が無いので、女性にもお勧めできる内容と云えます。
漫画に、憧れと浪漫を求める方にお勧めです。