同学校の物理教師×英語教師。同い年カプです。
大らかで優しくてマイペース。家事も家電修理もサクッとこなすイイ男・・だけど不思議ちゃんな攻・暁人。
諦めることに慣れてしまってある意味無気力。素直じゃない。家事しない。ジャンクフードが主食な受・忍。
学校の理事長である父に不倫がバレてマンションを追い出される状況に陥った忍。
事情も知らずただ理事長に紹介されそこに引っ越した暁人。
当然ながら揉めます。でも不思議人間・暁人の言葉で同居が始まる(笑)
わたし個人的にオタクな専門用語を羅列しながらペラペラ解説しまくる人は死ぬほど嫌いなんです・・・
だから暁人はちょっと鼻につくキャラだなと思ってました。
良くも悪くも日本人である特徴の一つ「曖昧さのもつ情緒」をカケラも持たない人。。
でも嫌みったらしい理屈人間じゃないんですよね。ただ単純明快にスッキリしたいだけ。
人の心を配慮することがちゃんと出来る暁人。言葉にすると不思議チャンになるけど(笑)
そんな暁人に次第に惹かれていく忍。その過程は自然と心に入ってきます。わかる。
でも暁人はいったいどこらへんで忍に惹かれていたんでしょうか・・・
そのあたりがちょっと曖昧な感じです。
父や兄に対する葛藤やら羨望やらの複雑なわだかまりを心の奥深くに押し込んで生きてきた忍は、
明るい未来を期待したくなくて、付き合うあいてはいつも不倫。
どうせ跡継ぎだし、同性の恋人とじゃ子供は無理だし、いずれは別れることになるんだから・・
なんか寂しいくて可哀相・・・
他人と本音で付き合えないのはこの「諦め」が根深いんだろうな。
でも暁人と出会って何かが動き始めます。
淡々と進んでいくお話ですが、同僚の亮平&実カプと鍋を囲む何気ない場面や
暁人の姉&妹に会う場面、自分の兄と再会するところなど、
人ととの繋がりが心が温かくするんだと忍に思わせるポイントはいくつもあり。
サラリと読めて、優しさと前向きさが後に残る本でした。
麻々原サンのイラストがいい雰囲気を出してますよ!
口絵が大好きです!