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58 人中、52人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
”奇跡のリンゴ”より、コッチをお進めします!,
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レビュー対象商品: リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46) (新書)
”奇跡のリンゴ”の木村さん自身の手による本。 ”奇跡のリンゴ”も、木村さんのリンゴ(の栽培法や、その背景)を知る上で 読んでいるほうが良いかもしれませんが、私は、断然、こちらをお勧めします。 ”奇跡のリンゴ”のレビューにも書きましたが、 左記の本では著者が”牧歌的なお人好しの木村さん”を創り上げた感が僕はしてました。 僕も木村さんが、とても献身的な夢追い人だとは思いますが、 彼は、苦労の末、この農法が”次の”もしくは”本来あるべき形”であるという提示をし、確信を持っています。 また、”がんばって、えがったな”的な人でもなく、専業として、 この農法が成り立たないといけないことも視野に入れています。 ”人は自然の一部”、”農業の主従関係が逆(リンゴに実をつけてもらっている)”という「当たり前」な主張が 自然と究極の”エコ”であることを感じさせます。 どこぞの”エコ”と称して、毎日CMをしている企業との隔たりを、 本で木村さんが言いたいこととは、関係なく思ってしまいます。 (木村さんは”エコ”なんて言葉は一回も使いませんが。) 本人が書いてますから、木村さんが”観察すること”に重点を置いている内容も具体的です。 彼(木村さん)に興味がある方は、是非、こちらを読む事をお勧めします。
77 人中、67人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
たかがリンゴの話に、心打たれるのはなぜ?,
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レビュー対象商品: リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46) (新書)
「奇跡のリンゴ」では、自然栽培に至るまでの苦労話を通じ、ご本人のお人柄が目に浮かぶように描かれ、時には面白おかしくもあり最後まで飽きずに一気に読まさせていただきました。今回の本は、本人の言葉そのもので書かれていますので、メッセージがよりストレートに伝わりました。 本文での話はリンゴのみならず、米や豆といった農作物までにも及び、これをとりまく雑草、虫、動物、微生物の全てが各々に役割を持ち、その営みに無意味なものは一切無く、全てが自然という調和の元にあることが、よくわかります。 どうして、これほど多くの人が、単なるリンゴ栽培の話に感動させられるのでしょうか? 今までの農業は、生産効率と個人の利益を上げることのみを優先してきました。 その結果、自然環境は年々悪化し、有害物質の人体への過剰摂取により健康被害が拡大しました。 何かの間違いにうすうす気付き始めた読者が、この本を読み、自然の内なる声に耳を向け、そのメッセージに心を打たれたからではないでしょうか。 人生のどん底を味わいながらも、私利私欲に縛られず、自然に対して、どこまでも純粋かつ謙虚な姿勢を曲げずに生きてきた著者を、自然が己のメッセージの代弁者に選んだのかもしれません。 書かれている自然観察の描写には、まぎれも無い真実が描かれ、自然の声としてストレートに心に届きます。 筆者の純粋な文章表現により、バカおかしく笑いを誘うところも度々出てきます。 農業という枠を超え、自然との関わり方が本来どうあるべきか、 人間の生き方にもつながるそのヒントが深く読み取れるすばらしい内容です。
35 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
忘れていた自然の摂理を考えるとき。,
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レビュー対象商品: リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46) (新書)
まず「奇跡のリンゴ」を読んで、木村秋則さんなる人物を知り、すごく感銘を受け、感動と強い印象を持ちました。本書は、その木村秋則さん自らが綴った著作で、また違った角度からその人となりを見出させてくれます。 前半は無農薬リンゴ作りを中心に、長年に亘る辛く苦しく耐えがたい生活を続けながらも、描いたビジョンの芯がぶれずに、自然と対話して自然を観察し科学的根拠に基づいた持論を追求し遣り通したことを書いており、これを読んだだけでも強い感銘を受けることは間違い無しです。 後半は、リンゴができなかったその辛い時期に、無農薬の米や野菜作りの研究を成してきたことを理論的に解説してあり、教科書にある米や野菜作りの常識を覆して成功した事例をそのノウハウを一切隠さずにあけっぴろげに伝授したものです。 近代化の潮流にいるとつい自然と言うものをおろそかにしてしまい、つい楽な人工的なものに頼ってしまいがちですが、実は自然の摂理とは未だ解明していないと言うことが本書を読んでよく理解ができると思います。 自然と対峙するのではなく、うまく顔を合わせ、いっしょに生活を営むという原点を木村秋則さんは無農薬農業という気候と土、水、生き物といった自然の営みと同じ目線で向き合うことで、すでに遠きところに忘れてしまっていたことを再認識させてくれました。 そういったことは太古の昔の状態に戻ると言うのではなく、一歩進んだ最新の科学であり近代化が前進するものと言えると思います。 スジのないやわらかい野菜、苦味や青臭さの少ない野菜、大ぶりの野菜、限りなく真っ白なごはん、炊いてわずかしか日持ちしないごはんはもういらない。 自然がもたらしてくれたそのものの持つふくよかな香りや味わえるように自然栽培がグローバルに普及することを大いに期待しています。
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