本作は「死国」との同時上映で(最近はこういうスタイルは皆無)、劇場でドキドキ
しながら観たのが懐かしい。
「リング」の続編は「らせん」なので、鑑賞前はこのパート2ってどうなんだろうか、
と思っていたが、これはこれで「ホラー活劇」っぽくて「あり」だろう。
1作目の圧倒的存在感と恐怖感は日本映画史に刻まれるもので、本作も「らせん」も
謎解き的な作り方になっている。
「らせん」が原作に近いウィルスアプローチなのに対して、こちらはほぼオリジナル脚本
と言っていい。貞子がスターへの階段を昇り始めた(笑)記念碑的作品でもある。
映像&音質ともDVDとはケタが違う。このシリーズはそもそもレーザーディスク発売であり、
DVDもまだ創世記だったからね。
残念なのはゆえに特典映像の類が収録されていないことだ。
中谷美紀はまだ「可愛い」時代で、深田恭子に至ってはセーラー服全開の頃で、1作目のタケウチ
も含めて色々懐かしい。対する男優陣がほとんど変わっていないので、女優というのは
やはり大変だなあ、と改めて考えたりする。
化学実験とか今風になっているので、怖さは1作目ほどじゃない。志津子や貞子の見せ方も
ある意味直球になったので、ゾクゾク感は無くなった。唯一劇場で観た時、フカキョンのモニター
変化には背筋が寒くなったけれど、TV画面だとそうでもない(笑)。
それでもそこいらの量産ホラーとはレベルが違うし、パラレル続編としても上出来だと思う。
星は4つです。