リリーフランキーが自分の頭で考える問題解決がなかなかのキレだった。
基本的にその人のことを考えてあげる親切なとこも感じられた。
中身はプレイボーイで連載していたリリーフランキーの人生相談だった。
実際に会って悩みを相談したのが今までのとの違いだった。
書いて送るような悩みは表層的で本当の悩みではなく
会って聞き出してやっとうちあける悩みが本当の悩みであるので
実際に会って本当の悩みを聞きだして人生相談した、というのがコンセプトだった。
読んでみるとなるほどなるほど。
人生相談は一見リリーフランキー調でエロふざけているがアドバイスはどれも本筋的で適格だった。
実際に会って本当の悩みを聞きだしたことが幸いしたのだろう。
たとえばデザイナーとして独立するかどうか迷っていた人に
貧乏だけど人生で戦ってる父親になるか、
安定した収入のある生活重視の父親になるか、
ビジョンによって選ぶ道はおのずから明らかになるよね、など、
デザイナーとして独立するかどうかが悩みではなく
ビジョンがないことが本当の悩みだよね、と本質的な問題の所在を明らかにした手腕に脱帽した。
問題解決だけではなくて
この人はこのデザイナーの人の名刺の作品のデザインを見てあげたりして
実はけっこう親切だった。
この人のアドバイスは本質的な問題を探りあてていたから適格だった。
親切なところも伝わってくるので読み終わったあとにジーンとすることもあった。
ジーンと来る適格な人生相談のアドバイスなのだがエロおかしいので
青臭かったり甘酸っぱかったり教科書的だったり真面目くさくもなかった。
真っ当な人生相談だけどエロおかしくて青臭くない名作人生相談だと思った。