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リリスの主人公ヴェインが物語の中で経験する「喜び」、「苦悩」の体験が神への改心となり、神の国につながっていきます。
マクドナルドの変幻自在な想像力と、豊かな感性に幻惑され、ヴェインと共に不可思議な世界を旅し、旅の終りに「真の世界への旅立ち」は死の扉が開けられた時始まると知ります。
目に見える現実の世界だけではなく、未だ見ぬ世界からの心への問いかけ、抱く夢はまぎれもない現実となる、と作者は「リリス」を通して永遠に語りかけます。
聖書的な表現が多いですが、リリスは「キリスト教の根本原理」を描いたのもではなく、キリスト教的な世界観の上に成り立っていると見るのが自然だと思います。マクドナルド流「魂の解放」の書です。
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