幼いころ,自分が母親を死に至らしめたという思いを抱く少女リリィが,ダメ父親のもとから黒人のメイドと家出して,自分のルーツを母親の遺品から探すというお話です.こう書くと,何かつまらない話のようですが,1960年代,まだまだ人種差別が殺人というレベルでもまかりとおっていた時代に,紆余曲折ありながらも,家出した自分をおいてくれた,養蜂業でしっかりとした生活をしている黒人三姉妹(長女は,実は,自分の母親と深いつながりが・・・)との深い交流の末に主人公が成長してく姿には,素直に感動できます.
人種差別の問題がメインではないので,意外と時代背景としての黒人差別がさらりと描かれています.黒人の若い女性監督が,このような白人の視点からの映画を,一作品として撮れる時代になったということなんでしょう.私は,その当たりの「力の抜け具合」が,結構好きです.
それにしても,ダコタ・ファニングは,すごい美少女だし演技は頭抜けて上手いし,本当に感心しました.正直,ファンになってしまいました.頭もよさそうだし,将来アイビーリーグの大学に入り,様々な映画に出てアカデミー賞をとる,例えばジョディ・フォスターのようなキャリアをきずくかもしれません.