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リボン (teens’ best selections)
 
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リボン (teens’ best selections) [単行本]

草野 たき
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「先輩、リボンくださぁ~い」卓球部女子には、卒業式に先輩から制服のリボンを貰う伝統がある。人気があるのは、卓球のうまさよりも、断然彼氏持ちの先輩。試合も勝てず、彼女もいない池橋先輩に、亜樹はなぜかリボンを貰えなかった。部活も家族も友だちも「波風を立てないこと」をモットーに生きてきた亜樹の中で、今、何かが変わりつつある…。うつりゆく十五歳の気持ちをリアルに描いた一年間の物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

草野 たき
1970年神奈川県生まれ。実践女子短期大学卒業後、会社勤務。『透きとおった糸をのばして』(講談社)で講談社児童文学新人賞、児童文芸新人賞を、『ハーフ』(ポプラ社)で日本児童文学社協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 188ページ
  • 出版社: ポプラ社 (2007/11)
  • ISBN-10: 4591099849
  • ISBN-13: 978-4591099841
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 19.2 x 12 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
進研ゼミ中3受験講座2003年3月号〜2004年3月号の連載に加筆修正した作品です。

主人公は中学2年の卓球部所属、亜樹。
物語は卒業式から始まります。
卓球部女子には、卒業式に先輩から、制服のリボンを貰う伝統があります。
人気があるのは、卓球のうまさよりも、断然彼氏持ちの先輩。
誰にもリボンを貰ってもらえない先輩が出ないようにと、くじ引きで割り当てが決まり、
亜樹は、試合にも勝てず、彼氏もいない先輩に当たってしまいます。
ところが当日、「私のリボンをあなたが欲しがってるとは思えない。」と言われ、
先輩にリボンを貰うことが出来ませんでした。

このことをきっかけに、部活も家族も友だちも
「波風をたてないこと」をモットーに生きてきた亜樹の中で、
何かが変わり始めます。

亜樹は3年に進級、クラス替えによる友だち関係の激変、一方的なダブルスペア解消、
部活引退、絞れない志望校、伸び悩む成績、目標であった姉の反乱、見えない自分の未来・・・

人はそう簡単には変わらないし、新しくもならないけれど、
「好きな自分」に変わっていくことは、少しずつでも出来るかもしれない。
そんな思いにさせてくれる一冊です。

中学生のときに出会いたかったです、こんな物語に。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
亜樹、15歳の中学3年生の1年間を等身大の目線で描いた作品。
物語は中2の終わり、卒業式から始まる。亜樹が属する卓球部には
卒業式には先輩から制服のリボンを貰う伝統がある。
だが、貰いに行った先輩は亜樹にリボンを渡さなかった。
ここから、ゆるやかに亜樹のいわば自分探しが始まる。
その卓球部というのもちょっと変わった軟弱なクラブなのだ。
とかく「波風をたてないこと」をモットーにしてきた亜樹が、少しずつ
自分の気持ちに素直に、在るべき自分を求めていこうとする。
友だちとの関係。家族、特に母と姉の板挟み状態を見つめなおすようす。
ぐじぐじと思い悩みながら、受験もクリアしなければならない。
各章につけられた「3月」「4月」……というタイトルも、章が進むにつれて
緊張感をいや増す。
もとは進研ゼミの中三受験講座「中3チャレンジ組」に連載された作品
だから、リアルタイムで読んでいた受験生には、きっと少なからず亜樹と同様に
夢みたり落ち込んだりの時間が流れたことだろう。
リボンを渡してくれなかった先輩の真意を理解し、ナッツや佐々木との無理の
ないつきあいのなかで、亜樹がつかんだもの。
「今、確かに去年とはちがう自分がいる。少しずつでいい。かわっていこう。
できるだけ、好きな自分に。」(P.188)と思う亜樹も、先輩と同じように
後輩にリボンを渡さなかった。卒業のときを誇り高く迎えた亜樹の
リボンに託した思いが好ましかった。          
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