「なんでもいいから”すげぇ事”しでかしたいなぁ」
高校生ぐらいの時に自分もそう感じた事がありました。
それぐらいの頃は、受験とか将来とか友達とか、ほんとに色んなものが複雑に入り交じってる時期だと思うんですね。
世間の理不尽さとか,そういうことに凄く敏感で、でもどうしていいか分からないもどかしさってのが
ダイレクト過ぎて頭がついていかない。そんな事がちっぽけに思えるくらいすげぇ事したい!
そんな彼等の思いが伝わってくる作品でした。
松本大洋氏の作品はそういった人間の心の深い部分をサラッと嫌味なく表現してあって、それでいてズンッと
どこか響くものがあると思います。
その持ち味を活かして、さらにオサム・タツトシ・コージの3人の人間くさい部分が掘り下げてあり、
個人的にはとても共感出来る作品でした。玉木宏・森山未來・佐藤隆太という人気だけではない、役者として
良い意味で一癖二癖ある若手俳優を選出した所もよかったのでは。パッと見ですぐ伝わるタイプの作品ではない。
愚かでもどこか懐かしいような、じわじわと何ともいえない感動が押し寄せてくる。
松田龍平が主役の青い春と見比べてみると、実に面白いと思う。
この機会に是非もう1つの青い春も見る事をおすすめしたい。