『リフレイン』です。前半はサバイバルSFです、が、後半は現実にも通じる問題を考えています。つまり、正義を貫くためには違反者に対する罰、もっと具体的に言えば死刑が本当に必要なのかどうか。
作者の言わんとすることは後半部分なのでしょう。それはそれで読み応えがあったのですが、そのためにわざわざ前半のサバイバルSFという大きな舞台を用意する必要はあったのかなぁ、と思いました。
前半は前半で面白かったです。人数が複数であれば、困難なサバイバルもそれほどでなくなってしまう、という問題もあるにせよ、逆に人数が複数であるが故の対立、確執が生まれてくる、という部分も巧く描けていたと思います。
巻末の「参考文献」の記述も良かったですね。そこまで含めてフィクションです。