某巨大掲示板に「2巻が百合」と紹介されていたので1巻より先に購入。
主人公(商品紹介参照)が変わり、「ハカナシ」等シリーズ独自の設定は改めて説明されているので、読むのに支障はなかったです。
百合ものとしての見どころは2つ。自分をパートナーと認めない梨理の心を開こうと咲弥の奮闘と、梨理の孤児院時代、同室の少女「ミシカ」との蜜月の日々です。
特にミシカの梨理に対する愛情は深く、同じベッドで寝付けない梨理に安らぎを与え、梨理のもつ「吸血衝動」すら笑顔で受け入れます。そして彼女との衝撃的な別れが梨理の心に深く影を落とすことになります。
梨理とミシカの関係は『あまがみエメンタール』の要素を引き継いでいるかもしれません。ただ、梨理も依存しているだけではなく、慈愛に満ちたミシカに自分も何かしてあげたいと思うようになります。そして咲弥の懸命な言葉を受けて自分の過去を克服していきます。
ミシカと咲弥、2つの愛情を受て成長した梨理の姿が、私にはこの物語で一番のハイライトでした。
余談ですが、小道具が何気にツボでした。お互いの薬指をつなぐリボン、胡蝶蘭のブーケ、ウェディングドレス・・・非常にツボでした(笑)