題名の「リバース」は「逆戻り」(REVERSE)という意味ではなくて「生まれ変わり・再生」(REBIRTH)という意味です。レーシング・ドライバーの著者がサーキットでの瀕死の大事故を経て、まさに生まれ変わり、再生するというノン・フィクションです。約3年前に単行本として刊行されたものが、文庫化されたのを書店の店頭で知り、当時の感動を思い出し、思わずあらためて購入し読み直してみました。再読してみて感じる本作品の良さは、著者の内面の葛藤の描写や著者を支える家族や仲間たちの暖かさや思いやりにあると思いました。挿入されている写真にうつる著者や家族・仲間の方々の顔はとてもいい顔をしています。心臓病の持病を持つ自分もあらためて励まされました。本書は大小悩みを抱える全ての人たち(悩みのない人はいないと思いますので全ての人たち)にお勧めします。著者にはこれからも益々活躍して欲しいと願っています。