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リナ
 
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リナ [単行本]

姜 英淑 , 吉川 凪
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

母国の過酷な状況を逃れて国境を超えた22名の脱出者たち。そのひとりとしての少女リナ。彼女たちを待ち受けるものは何だったのか? 国境の向こう側には、夢見たものがあったのか? 殺人、人身売買、強姦、麻薬、売春――次々と襲いくる悲惨な出来事を乗り越えて、リナはいかに生きたのか。国家はもとよりふつうの意味での家族すら捨てたリナが選んだ新しい家族の形とは?

脱北した若い女性リナの、悪夢のような流転を読みながら、私は日本社会の労働者や路上生活者と接している気分でいた。
闇の労働市場で売られ続けるリナは、世界の奴隷ワーカーの輝ける象徴だ。
激しい怒りも悲しみも虚無もすべて飲み込んで成長するリナを、私はおののき崇める。(星野智幸)

著者について

1966年、韓国江原道春川に生まれる。ソウル芸術大学文芸創作科卒。短篇小説「8月の食事」が1998年のソウル新聞新春文芸に当選。以後、短篇集『揺れる』(2002年)、『毎日が祝祭』(2004年)、『赤の中の黒について』(2009年)を刊行している。『リナ』は、著者初の長篇小説として2006年に単行本化され、同年の韓国日報文学賞を受賞した。2010年には2作目の長篇『ライティングクラブ』が出た。金裕貞文学賞、白信愛文学賞受賞。

登録情報

  • 単行本: 289ページ
  • 出版社: 現代企画室 (2011/10/28)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4773811137
  • ISBN-13: 978-4773811131
  • 発売日: 2011/10/28
  • 商品の寸法: 19 x 12.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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異質の小説 2011/12/26
By 100名山 VINE™ メンバー
形式:単行本
インディアス群書やチェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記を出版する現代企画室が
韓国人作家の小説を出していることを知り、手にしてみました。
日本女流文学者会からの助成を得て、初版第1刷1,500部が世に出ました。
翻訳者と著者が十分な打ち合わせを経て翻訳しただけあり、非常に読みやすく、疲れません。
脱北者からの話が起点にあるようですが、書いてある内容が現在の北朝鮮であり
中国であり、モンゴルなのか私には判別できないし、する必要もないでしょう。
人が生きるということ、若い女性が国を捨て存在することの重さが、主人公リナの視線で
淡々と綴られます。
今までに読んだことも触れたこともない世界が展開します。
あえて脱北者とはせず、脱出者としたところに小説としての普遍性を求めているのでしょうか。
読み終えた後、うがいをし、体を洗いたくなるような空気間が残りました。
おすすめです。
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By 天使のくま VINE™ メンバー
形式:単行本
 ヒロインは脱北者がモデル。ただし、小説の中では特定はされていない、どこでもない場所。
 こう書くと、女性が北朝鮮を脱出して、さまざまな困難にである話、というイメージを持つかもしれない。売春宿で働いたりとか、なかなか重苦しい感じもあって、ちょっとつらいかもしれない。
 でも、ラストまで読んで欲しい本。ラスト付近で広がる風景というのは、安易な感傷をふきとばしてしまう。詳しくは書けないけど、そこは期待していい。
 こうした小説が韓国で書かれるということの意味も、すごく大きいのかもしれない。
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