何かの事情(もちろん、これを言っちゃうとネタバレ)を抱えた人間の少女とキツネの女の子との交流を描いた作品。
台詞がほぼないマンガです。ただ、台詞がないといっても、初めから台詞のない情景を描写したものではありません。台詞がないにもかかわらず、登場人物間のコミュニケーションや心理描写がこの作品のテーマになっています。そこがちょっと変わったところです。だから、コミュニケーションとかの具体的内容をいろいろ想像しながら読み解いていくのも、リトル・リトルの一つの楽しみ方になると思います。実際、私も、読み返すたびに発見があります。
背景を含めて絵は、総じてたいへん緻密です。で、本のサイズがA5なのはありがたいです。
こんな作品なのですが、むしろマンガにはあまり興味ないという方が読まれると、おもしろいと思われるかもしれません。私は、はまりました。
なお、全8話ですが、うち6話はコミックエールに掲載されたもの。最後の2話は新たな書き下ろしで、ストーリーも一応完結しています。