フォレスト・カーターことアサ・カーターは、職業はラジオ番組の作家であり、政治家のスピーチライターであり、極右白人至上主義団体のアジテーター兼職業的指導者として給与をもらっていて、酒におぼれるようになってから金を稼ぐために何冊か西部にまつわる小説も書いた。KKKのある支部のリーダーでもあった。(Kitayama "Smiling Cloud" Kohei氏によるブログ "Native Heart" より引用)
チェロキー出身の作家であり評論家のギアリー・ホブスン(Geary Hobson)は1995年に公開した書簡のなかで、カーターは「チェロキーの文化についてほとんどなにも知らない」「彼がリトル・トリーのなかでチェロキーの風習として描いていることや、チェロキーの言葉はどれも不正確」と書いている。(同ブログより引用)
このブログで「リトル・トリー」という小説が偽物ーー過激な人種差別主義者であり白人至上主義者であったフォレスト・カーターが金のために作り上げたフィクションーーであったと知った時の衝撃は、学生時代にこの本を読んで強い感銘を受けた私にとってあまりにも強烈だった。しかも、チェロキーインディアンについての記述がどれもいい加減なでっち上げだったと知り、すぐに本棚から取り出してごみ箱に放り込んだ。これほど裏切られた気分になったのも久しぶり。どれくらいいい加減な本だったのかは、前出のブログ参照のこと。