リッツ・カールトンで人材教育機関を作った人と、リッツのやり方を自社に取り入れて成功した人による
「リッツ・カールトン」が行っているサービスの真髄を惜しげも無くさらけ出した、タイトルに偽り無しの
「超一流のサービスの教科書」です。
その神髄をまとめると以下の様になるのでは?と考える次第。
「顧客が予想するサービス以上のものを、全員参加でおもてなしの心を持って行う」
それを具現化した物が、顧客の名前を覚える、一度起きた出来事(リクエストやトラブル等)を記録し
次回に活かすのです(例:部屋に○○な枕を置いておく、タオルを大目に設置、前回手を付けなかった
クッキーは用意しない等)、有名な(顧客の為に)2,000ドルまで使って良しとする制度)。
そしてITも駆使するのです。
サービスの教科書らしく、クレームへの対処策、ITの使い方(何でもかんでも情報を集めれば良い…では
無いと)、サービスを行うのは人である以上、投資と手間を惜しまない(研修第一日目は特に重要)等々も
しっかり&親切丁寧にフォローしています。
リッツが成功した理由と、その成功の裏側にある泥臭い面(結局、人が成す以上は、やり方だけでは無く
個々人の考え方から入れ替えないと、望む世界には到達しない)も知ることが出来る一冊。
「最高のサービス業の教科書」ですが、職種・職位問わず全ての方にお勧めです。
附:個人的には、本書p209にある「amazonにはなれないのだから、人間味あふれる最高のサービスを」が
特に響きました。
附の附:リッツが人材に求める際、最も重視する5つの項目は以下の通り(p146より)。
1)温かい人柄
2)共感する力
3)楽観的で陽気な態度
4)同僚との協調性
5)誠実さ