公開当時「未来の戦争を回避すべく現代にやってきた少女が、孤独な殺し屋(だと思ってましたが、ちょっと違うみたいですね)と出会う」というなんだかターミネーター2とレオンを足して2で割ったような設定、そしてマトリックスを連想させるアクションシーン(と金城武の衣装)・・・。その設定を聞いただけで、この映画を見てみようという気がなくなりました。結局DVDを購入したのですが、やはり見てみる様々な映画を連想してしまうシーンが多々ありました。しかしながら、一方「日本のSFXもずいぶん進歩したな。」と感じました。ハリウッドのクオリティーにはまだまだですが、山崎監督はやはりVFXに関しては優秀な方だと思います。
ただし、出てくる設定や背景なんかがもう時代遅れなのかもしれません。未来に出てくる人たちはなぜかみんな白人だったり、悪役がチャイニーズマフィアだったり、、
そもそも、どんどん観客がリアリティを作品に求めるようになった昨今、「タイムスリップ」という手法を映画に用いるのはとても難しいことだと思います。「リターナー」はその辺のクオリティがすべて、一昔前のSFもののレベルです。
ストーリー自体は組み立ても良くできてると思います。斬新なものはないのですが、それなりに楽しめると思います。
役者さんに関しては、やはり金城武はかっこいいですね。雰囲気も最高なのですが、やはり日本語の台詞はちょっと難ありです。 鈴木杏に関しては、序盤の演技が固い気もするんですが、いいと思います。14歳でこれだけの役をやれる子はそうそういないと思います。そして、樹木希林と岸谷五郎はいい味出したいました。最近の映画やドラマはすぐに個性派脇役に頼る傾向(竹中直人とか)にあるような気がするんですが、、、
山崎監督は中学生のころスターウォーズを見てSFに憧れ、卒業文集に「将来は特撮監督になる」と書いたそうです。この映画はそんな監督の憧れがそのまま形になったものなのでしょう。
少なくともこのページを見てレビューを読んでるくらいの興味があるなら、一回ぐらい見て損はないと思いますよ。