怪我から回復した慎吾が矢上を伴い、共和国のキャンプに潜入するストーリー。
またしても潜入任務ですが、これが主人公のスキルですから当然でしょうか。
ともあれ、いつもながらの鷹見節が今回も炸裂し、物語を盛り上げてくれています。ここまでキレイゴトを臆面もなく真っ直ぐに叩きつけてくる小説は貴重です。
得てして絶望ばかりが表面化しがちなディザスター小説ですが、この小説には希望が光ってます。待っていてもやってこない未来を掴み取る。そんな意気込みが熱いです。
それにしてもなんかこの方の書く小説に出てくるキャラって「死んでもいいくらい嫌なやつ」か「みんなに好かれるいい奴」か、どちらかですよね。
この著者の書く小説は、絶望的に根性の歪んでしまっているひとには痛すぎると思いますので、自覚のある方は読んではいけません(笑