不況で雇い止めにあった方、働いても生きていけないワーキングプアの方の、こちらが痛みを感じてしまうほどの非情な現実が、インタビュー形式でしるされています。 ここからは、日本が決してあらゆる意味で先進国なのではなく、要は賃金を下げ、社会保障を下げ、そして物を安くして、物を買える力を持つ人間の負担を軽くして、ただ単純に売上量だけをつり上げてきたという事実が見えると思います。 ただし、この現実を知ることが出来たことには星をつけましたが、間近で彼らを見たはずの筆者の意見が、あたりさわりないものであることが残念です。 住む家がない人の話のあとに「エコ家電で経済を活発に」、貧困者が人並みかそれ以下の技能の人が多いという話を紹介しているのに「人員削減はせずに優秀な人材を確保」と言っても説得力がありません。