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リスク意思決定論 (シリーズ環境リスクマネジメント)
 
 

リスク意思決定論 (シリーズ環境リスクマネジメント) [単行本(ソフトカバー)]

谷口 武俊 , 「環境リスク管理のための人材養成」プログラム
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商品の説明

内容紹介

■「環境リスクマネジメントシリーズ」創刊■
「環境リスク管理のための人材養成」プログラ
ムに招かれた各分野の専門家による、実践的な
スキルを修得する講義を厳選。環境リスク管理
に関するさまざまな場面の人材育成のための体系的なテキストとして基礎を固め、リスクマネ
ージャーに必要な最先端の動向を学ぶ.


▼【第1巻】『リスク意思決定論』
化学物質や大規模なハザード源を内包する巨大技術システムや環境共生技術などの開発・利用に伴うリスクを管理していく上での意思決定過程で、認識しておくべき重要かつ基本的事柄を示す。
社会心理学的な視点からの人が陥りやすいバイアスによる影響や、集団・組織レベルでの意思決定の利点と罠のほか、意思決定の側面からみた企業文化、リスクガバナンス、予防原則、リスクトレードオフの問題などにも触れる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

谷口 武俊
(財)電力中央研究所社会経済研究所長・研究参事。1979年東京大学工学部原子力工学科卒業、1984年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)、同年(財)エネルギー総合工学研究所入所、1994年(財)電力中央研究所経済社会研究所入所、2005年同社会経済研究所長・研究参事。日本リスク研究学会理事(1992~2006年)、大阪大学大学院工学研究科特任教授(2004~2007年)、非営利活動法人HSEリスク・シーキューブ代表理事(2005年~)、エネルギー・資源学会理事(2005年~)、東京大学大学院工学系研究科客員教授(2005年~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 151ページ
  • 出版社: 大阪大学出版会 (2008/10/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4872592808
  • ISBN-13: 978-4872592801
  • 発売日: 2008/10/15
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:単行本(ソフトカバー)
リスクは、事象の発生確率とその大きさが大切だがそれ以外に、以下のような要因も考慮すべきだと書いている。
1.不確実性(incertitude):発生確率や被害規模の確実性指標
2.同時偏在性(ubiquity):局地的か地球規模かなど。公平性を示す指標
3.持続性(persistency):短期、中期、長期、数世代など時間軸でとらえる尺度。世代間公平性に関する指標。
4.可逆性(reversibility):復元可能かどうかの指標。
5.晩発性(delay effect):潜在期間の観点から見る指標。
6.動員潜在力(potential mobilization):リスク認知に関する専門家と一般の人々のギャップが政治問題化するかどうかの指標。

そして、これらの指標の特徴により次のようなリスクに分類されそれぞれ異なる対策が必要たという。
1.ダモクレス型リスク(原子力エネルギー、化学コンビナート)被害規模大、発生確率小=>災害ポテンシャルを低減
2.キュクロープス型リスク(NBC兵器システム)被害規模大、発生確率不確実=>発生確率の不確実性を低減
3. ピュティア型リスク(遺伝子工学利用、BSE感染)被害規模不確実、発生確率不確実=>予防原則を適用する
4.パンドラ型リスク(残留性有機汚染物質)被害規模不確実、発生確率不確実、持続性が長い=>代替物を開発する
5.カッサンドラ型リスク(人為起源の気候変動)被害規模高、発生確率高、晩発的影響=>意識の向上を図る
6.メドーサ型リスク(電磁界)被害規模小、発生確率低、専門家と大衆の意見が異なりやすい。=>信頼関係を構築する

うまくまとめており、対策もリーゾナブルである。ドイツ連邦政府気候変動諮問委員会のレポートを参考にしているようであり、ギリシャ神話に関する知識がベースになっているがなるほどと思わせる。
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