日本ではヘッジファンドがなんとなく相場に影響を与えているということは
メディア等でも解説され、周知の事実だと思いますが、具体的にどんな
投資戦略をもってどんな投資行動をとってどれくらい相場に影響を与える
存在なのかということはほとんど知られていないと思います。
なぜなら実際にヘッジファンドと取引した日本人はほとんどいないからです。
著者はヘッジファンドと初めて取引した日本人であり、ヘッジファンドとの
実際の取引経験に基づき、ヘッジファンドが世界の市場にいかに影響を与えて
きたかが詳細に描かれています。
特に日本市場のバブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災において
ヘッジファンドが混乱を助長させたというのはほとんど知られていない事実
だと思います。
そんなヘッジファンドに翻弄されている日本市場で日本人投資家がいかに
対応して資産防衛し、増やしていくかのアドバイスは非常に役に立ちます。
また、日本ではほとんど知られていないヘッジファンドの動向をどのように
知るかについても書かれています。
(調査会社・業界情報等のURLや指標の解説など)
本書はおそらく日本で唯一のヘッジファンドを始めとしたリスクマネーの動向
を解説した本で、これを読めばいかに日本の個人投資家が無知のメディア、
アナリストの誤った情報に翻弄されてきたがわかると思います。