「マネー」の持っている恐ろしさと素晴らしさ。
それを3人の若者を中心とした人間偶像として描いたのが本作品です。
ぼくは「金融」関係のことは全くのシロウトで、この作品の中の金融用語は初めて聞くことばが多かったです。
それでも、きちんと説明(もちろん用語解説ではありません)がなされているので、イメージとして十分に把握できるものでした。
そのお陰で、最後までページをめくるのが楽しみでした。
そして、何よりも、読んでいる自分がまるで取引を行っているかのような錯覚に陥りました。
巨額のマネーを取り扱うその高揚感、陶酔感、緊張感、恐怖感、…
そんな感情が湧き上がるのを感じました。
厚目の本ですが、時間を忘れて読みふける楽しみが満載です。