『リコールを起さない・・・つくり方』というタイトルで、正直始めは敬遠していました。
しかし、読んでみると中身はしっかり地に足のついたものでした。
三部構成となる各章は、それぞれ異る工程・問題に対する品質向上策の提言でした。
Part1.では、コーディングレベルで品質を上げる
Part2.では、デグレードを防ぎ、チーム開発プロジェクトで品質を上げる
Part3.では、利用価値の高い資産構築で、プロダクト全体の品質を上げる
といった感じでしょうか。
いずれも納得のいく策でした。また、それらが何故必要か、目的と効果が合わせて説明されている点がよいです。
Part3.は、理屈としてはわかるものの、実践に至るにはかなり難しいと思いました。
反対に、Part1.、Part2は、割とすぐに使える策だと思います。
特に、Part2.はソフトチームのリーダーになる人は、知って欲しい内容です。チーム開発で品質を守るには、目的達成のためリーダーは強い意思を持って、これらの改善策を取ると良いと思いました。
今のプロジェクト遂行に迷いのあるリーダーには、お勧めの一冊です。