「ケープ・フィアー」の復讐鬼デ・ニーロも狂気そのものだったが ここでのジョン・リスゴー扮する悪役も尋常じゃなくCRAZYだ。 このテの”逆恨み復讐劇”は数あるが それ故に悪役のキャラクターが最大のポイントとなる。 勿論、復讐の手口も見所の1つだ。 ジョンは「ミッドナイト・クロス」でも不気味な殺人鬼をCOOLに演じていたが 本作の徹底した復讐鬼の怪演ぶりは見事だ。 ワルっぷりがハンパではない。 ジョン演じる”ブレイク”は凶暴なだけでなく頭もキレる。 デンゼル演じる血気盛んな新米警官”ニック”に逮捕された事からブレイクは復讐の鬼と化すのだが その冷酷かつ巧妙に仕掛けられた罠に 次々にハマって追い詰められるニックが可哀そうでしょうがない。 監督の思うツボだ(笑)。 ニックによってプライドをボロボロにされ屈辱に顔を歪めるブレイクに対して ニックはブレイク逮捕をキッカケに検事補まで出世する。 そんな事をブレイクが許せるはずはなく、脱獄して自分に見せかけた身代わりを殺し 自由の身となる。 そこから執拗なブレイクの復讐が始まる・・。とにかくジョンの狂気じみた演技が圧巻で、主役のデンゼルを喰ってしまっている。 今となっては大物俳優と それこそ大出世したデンゼルだが ここではまだ若々しく勢いのある演技を披露している。 緊張感溢れるSTORYの展開もテンポよく、退屈させない。 反撃に出るニックに手を貸す友人役でラッパーのアイス・Tが顔を出している。 地方検事役のリンゼイ・ワグナー!久しぶりに見ましたね。 製作はヒット・メーカーのジョエル・シルヴァー、監督は「ハイランダー」のラッセル・マルケイ。 疾走感あるCRAZYなこの作品、私にはたまらない一枚です。