現在、リクルートやリクルートコスモス出身者が社長を務める上場企業は20社近くに上る。著者は、その背景にリクルートの「社員皆経営者主義」があると分析する。リクルートは社内にプロフィットセンター(PC)という名の小さな会社を作っている。社長の役割を担うPC長には大幅な権限が与えられ、同時に高い成果が求められる。PC長同士は協調的に競い合い、高業績を上げた人は組織の階段を上っていく。こうした仕組みによって、社内に経営者が育っていったとする。
リクルートと言えば自由闊達な風土も特徴。社員はニックネームやファーストネームで呼び合う。経営者は現場の社員との対話を重視し、社員の名前、仕事内容、スキルレベルまで認識している。管理職に対しては、他者からの評価を基に自らの問題点を知り、自己変革につなげる教育プログラムROD(Recruit Organization Development)を課してきた。RODを継続して実行したこともリクルートの風土に大きく影響したと振り返る。
(日経ビジネス 2007/04/16 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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