今年、デビュー20周年を迎えるリクオ氏。
そのAnniversary Yearの初っ端にリリースされたカバーアルバム。
しかも邦楽のみ。
正直、第一印象は、よくありがちな【カバーアルバム】のひとつに過ぎないのかな?と思ったりもした。
なんで、記念すべき20周年に、こんな企画色の強い作品をリリースするのか?
意味がわからなかった。
しかし。
このアルバムに収録された、時代、ジャンルを超えた全12曲。
全てがリクオ氏のオリジナル曲といっても過言ではない姿で、見事にピアノの弾き語りで演奏されている。
むしろ、原曲に新たな息吹を吹き込むが如く、瑞々しく蘇っているかのようだ。
最初に話が戻るが、今年リクオ氏はデビュー20周年を迎える。
この『リクオ&ピアノ』というアルバムは、20年を迎え日々成熟を迎えつつある「リクオ」というアーティストの現時点での最高傑作といえるだろう。
この作品に出会えてよかった、と思える作品は長い音楽生活の中で数えるほどしかないが、まぎれも無くこの『リクオ&ピアノ』はそんな1枚である。
蛇足にはなるが、ここに収録されている『胸が痛いよ』は、92年に発表されたオリジナルと比較しても、格段に作品としてのクオリティがアップしていると感じる。
この1曲を聴くだけでも、この1曲を聴かずして過ごす日々に比べれば、\3,000は安価だと思うのだが?
違うだろうか?