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個人的に一番の見所はディーン・マーチンとリッキー・ネルソンが
劇中で歌うシーン。
スタンピーに促されてギターを弾きだし歌うコロラドとデュードの歌は
戦士の束の間の休息に安らぎをもたらすような優しいもの。
このシーンだけ何度も観てしまいます。
全体に非常に手堅くまとまっていて、西部劇が好きなひとなら
まずハズレとは感じないであろう展開・アクションで
満足度の高い映画だと思います。
『真昼の決闘』(52)で、町の住民の助けを借りようとするクーパーの
姿(ホークスに言わせると「濡れたニワトリ」ということになる)に憤り、
『決断の3時10分』(57)で容疑者が保安官に言う「オレの手下が貴様を
殺しに来るのを待ってな」というセリフに対しては、「プロの保安官な
ら『手下が来ないことを祈るんだな。来たら、真先にオマエを殺すぞ』
と言うはずだ」と疑義を唱えたホークス。そんな彼の「本当の保安官と
はこうあるべきだ」という宣言が、この『リオ・ブラボー』ということ
になるのだろう。
例によって、プロフェッショナリズムの賞讃、欠陥人間(D・マーチン
が素晴らしい!)の自己再生、友情集団の結束…がホークス流の演出で
感動的に描かれている。ホークスとウェインの友情物語の発端である
『赤い河』(48)のD・ティオムキンのテーマ曲をマーチンが甘い声で歌
うのも大きな見所だろう。
余談だが、ジョン・カーペンター監督は、本作を巧く換骨奪胎したSF
『要塞警察』(79)を作ったり、自分の率いるバンドで、ウェインの役
名ジョン・T・チャンスを名乗っているほどの熱狂的ホークス信者であ
る。
本DVDは、特典が予告編のみという味気ないものであるが、本編の画質
は今までのヴィデオ・LDのぼやけた画質からは相当向上している。映
画ファンにとってのマストDVDだろう。
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